11月から12月にかけて、シャトレ座をにぎわせたマリインスキー・バレエ。4種類のプログラムのうち、最後はチャイコフスキー曲『くるみ割り人形』で、12月2日から5日まで6回上演された。
美術家ミハイル・シェミアキンの演出、美術、衣裳、キリル・シーモノフの振付の舞台は、2001年の制作で、2003年のパリ公演でも上演されたもの。まず美術家に主導権を持たせたため、舞台はロシア風ダリの世界にこってりと塗り替えられ、伝統あるマリインスキー劇場としては、かなり大胆な新版として反響を呼んだ。反面、一幕など踊りの部分が削られてしまい、踊りを見る楽しみが減ってしまったことも否めない。今回また同じ版を持ってきたのは、ゲルギエフ指揮で映像化する企画があったためだろう。 |
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