ブルーシャ西村 text by BRUIXA NISHIMURA >>
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皆様、こんにちは。ニューヨークは、また寒さがぶり返して、氷点下が続いていました。帽子と手袋がないと、凍えそうです。日本は、暖かくなりましたか?
さて今月は、世界の大都会・ニューヨークならではの内容になりました。スペインから世界を巡回する、フラメンコ・フェスティバルでは、クリスティーナ・オヨスを見て、「スターズ・オブ・21世紀」では、世界のバレエ団のプリンシパルたちが一堂に集結し、一晩で、夢のような競演を観劇いたしました。
カレーニョがゲスト出演した「ぺリ・ダンス・アンサンブル」
1月26日から29日まで、ニューヨークのジョン・ジェイ・カレッジ内にある、ジェラルド・W・リンチ・シアターにて、ぺリ・ダンス・アンサンブルの21周年記念公演が行われました。芸術監督は、イスラエル人のイガール・ペリーです。ニューヨークで活躍中のダンサー、福田純一をはじめ、たくさんの日本人ダンサーたちも出演しました。
イガール・ペリーは、ぺリ・ダンス・センターというダンス・スクールも主宰しています。フルタイムで学生ビザも発行してもらえるダンス・スクールなので、日本人留学生も大勢います。彼の人柄も、とてもいい感じです。
さて、私が今回の公演で観たものは、プログラムAです。1984年から、今年の新作まで、バラエティーに富んだ作品が上演されました。すべて、イガール・ペリーの振付です。彼の振付の特色は、クラシックバレエ・ベースのコンテンポラリーで、動作から次の動作の間に、流れるようなつながりのあるものです。すべての動作に、突拍子もない動きは無く、きれいな連続性があります。破壊や切断と正反対の動きで、やさしさや、流れるような美しさの動きです。いつも、右回転や左回転が交代していて、めまぐるしい動きで、踊るのは難しそうです。
ダンサーたちのレベルはとても高く、見ごたえがありましたが、同じ振付でも、ダンサーたちのそれぞれの解釈と動きに違いが大きく、動き方の様子がぴったりとはそろってはいませんでした。「プレイビル」の紹介を見ると、普段はそれぞれ違うダンスカンパニーに所属して活躍しているダンサーたちがこのカンパニー公演のために集まっている様子でしたので、納得しました。普段積んでいるトレーニングが別々だからでしょうね。
今回、ゲストでABTのプリンシパルのホセ・マヌエル・カレーニョと、ミュージカル女優のエリザベス・パーキンソンが踊りました。普段のABT公演のときのように、オーケストラを舞台と客席の間にはさんでいないので、至近距離で見ることが出来ました。こんな機会はめったに無いと思います。この日は、他の色々なダンサーたちが、同じ舞台で踊るのを観たので、ダンサーとしての格の違いが浮き彫りになってしまっていました。特に、私は昔、13年間バレエを学んだことがあるので、動き一つ一つのチェックの仕方が、あまりダンスをしたことが無い人に比べて、厳しいからですが。ほかのダンサーたちも活躍している人たちばかりなのに、その差があまりにも歴然としていました。カレーニョの肉体と動きと才能は、持って生まれたギフトとしか言いようがないと理解できました。筋肉の柔らかさ、骨格、神経のつくりも違うのだと思いますが、彼の動きは、本当になめらかで、踊りにとても余裕がありました。彼の場合は、明らかに抜きん出て格が違いました。エリザベスも、振付はとても簡単な踊りでしたが、出てきた瞬間に、彼女が放っているオーラからして、並みのダンサーではない、抜きん出ている様子が分かりました。
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「ニューヨーク・シティー・バレエ」
冬のシーズン中のニューヨーク・シティー・バレエの公演に、今月も、2月4日に行ってみました。ニューヨーク・ステイトシアターです。ここは、本当に、舞台セットも含めて繊細で美しいバレエ作品を見せてくれるので、いつも楽しみにしています。先月号の、『火の鳥』に感動して、特に1945年にシャガールがデザインした、その舞台セットと衣装をもう一度じっくりと見たい一心で、また観てしまいました。やっぱり、とても良かったです。
この日の公演は、3つの小品集でした。一つ目の『ファンシー・フリー』は、以前見たことがある作品でしたので、詳細は省略します。1944年の暑い夏の夜のニューヨークが舞台のお話です。3人の水夫が、夜のバーで繰り広げる、女の子との出会いの様子を描いています。初演は1944年、バーンスタインの音楽で、ジェローム・ロビンズの作品です。
次の『ソングス・オブ・ザ・オーベルニュ』は、フランスのオーベルニュ地方の作曲家、マリー・ジョセフ・カンテロウブの曲に乗って、ピーター・マーティンスフ振付の作品です。舞台背景のバックは、とても美しい風景画が広がり、オペラ歌手が、時々舞台上や舞台の近くで歌を歌っていました。
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