●「シスネ・ネグロ」のブラジリアン・ダンス
11月1日から6日まで、ジョイスシアターにて、ブラジルのサンパウロのダンスカンパニー、シスネ・ネグロの公演がありました。1977年に創立されたカンパニーで、コンテンポラリー・ダンスです。芸術監督はウルダ・ビッテンコートです。彼らは、最近ニューヨークに来たのは2001年なので、4年ぶりのニューヨーク公演ですね。今回の公演は、3つの作品が上演されました。とても小柄なちっちゃい女の子のようなダンサーが混じっていたので、驚きました。リフトで上に上げやすいからでしょうか。
はだしも多く、全体に振付はダイナミックで、ビュンビュンとスピード感のある、ジャンプが多いものです。フラフープのような小さな輪を使った振付もありました。ブラジリアンらしい、リズム感に満ちた、激しい踊りが多いものでした。
●「竹谷明美」のボディー・ポエム
11月4、5日に、ジャパン・ソサエティーにて、オーストリアのウイーン在住の日本人ダンサー、竹谷明美の公演がありました。日本独特の、舞踏の流れを汲んだダンサーです。竹谷は、少女時代に野球でピッチャーをしていて、その後、ダンスと三味線を学んだという経歴があります。91年からウイーンに住んでいて、数々のアーティストたちとパフォーマンスのコラボレーションをして、活躍しています。
「ボディー・ポエムズ・レフレクション」と題したこの公演は、ダンサーは竹谷一人のソロで、伴奏のギタリストが一人、時々舞台の端に出てきていました。ボディーポエムが5つ上演されました。バレエベースのコンテンポラリー・ダンスでもないし、モダンダンスでもないし、ダンスらしい振付の動きは全くないものです。ダンスではないので、ボディー・ポエムと名付けたのでしょうね。詩人ジャン・コクトーに触発されて作った作品だそうです。 |
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独り言をぶつぶつ言いながら、舞踏のように、カクカクした不自然な人形のような動きをしたり、ずっと泣いていて鼻水をかんだり、顔の表情と間合いで表現しているような感じでした。日本語で短歌を詠んだシーンもありました。
最後の作品が一番印象に残っています。上半身裸で出てきて、舞台上で、姿鏡を見ながら、顔と背中と腕全体に、隙間を残さず濃いグレー色のような絵の具をスポンジで塗りたくり、骨組みだけで出来たスカートのようなものをはき、動きました。 |
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