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三光 洋 
[2010.12. 8]

続報!パリ国立オペラ座バレエ団昇級試験、フランスの批評家はこうみる

通常はクリスマス前後に行われるパリ国立オペラ座バレエ団の年次昇級試験が今年は11月初旬にあった。結果は既報の通り。その経過を取材したフランス人バレエ評論家、ジェラール・マノニとデルフィーヌ・ゴアテルの印象が次のようにが報道されている。

二人の評論家がそろって指摘しているのは、女性の水準が男性に比べ遥かに高かったにも関わらず、空席が少なかったことだ。
特にプルミエ・ダンスーズの席をめぐる争いは熾烈で、どの志願者も課題の『マノン』のヴァリエーションを見事にこなし、自由課題のヴァリエーションでの勝負となった。サラ・コラ・ダヤノヴァ、マチルド・フルーステ、アマンディーヌ・アルビソン、アリス・ルナヴァンが競い合った結果、昇級者が決まらなかった。フルーステとルナヴァンについては自由課題の選択に問題にあったのではないか、ともいわれた。

ゴアテルは、男性のプルミエ・ダンスールには下馬評通りフロリアン・マニュネが選ばれた。優れた身体、確実なテクニックだが、エネルギーの輝きや想像力の面が今後の課題だ、という。

そしてマノニもゴアテルも、女性のスジェに昇級したヴァレンティーヌ・コラサントとコリフェとなるシルヴィア=クリステル・サン=マルタンは二人とも新しい階級にふさわしい踊りをみせたと賞賛した。

それに対して、カドリーユの男性たちは課題のヴァリエーションでエラーを続け、かなりのダンサーが転倒した。その中ではピエール=アルチュール・ラヴォーとユゴー・ヴィリオッティの上位2名が抜きん出ていた。コリフェの5人目が選ればれなかったのには誰の異論もなかった。

男性スジェの昇級者では、昨年コリフェに昇級したばかりのヤニック・ビテンクールが最も将来を期待されている。

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Photos:(C)Sebastian Mathé/Opéra national de Paris
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