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アンジェラ・加瀬 
[2010.06.21]

最新!ロイヤル・バレエ団ダンサー情報

セルゲイ・ポルーニン史上最年少のプリンシパル昇格、イヴァン・プトロフ退団

6月10日、英国ロイヤル・バレエ団より毎年恒例のダンサーの昇進および入・退団の発表があった。

昇進7名
07年の入団以来しばしば抜擢されてきたセルゲイ・ポルーニンが秋からプリンシパルに昇格。またヨハネス・ステパネクがファースト・ソリスト、『マイヤリング』のマリー・ヴェッツラやマクレガー作品の好演で強い印象を残したメリッサ・ハミルトンがソリスト、入団初年度よりソリスト並みの活躍を続けた高田茜はじめ計4名がファースト・アーティストに昇進することが決まった。ポルーニンは入団3年目の20歳、史上最年少のプリンシパルとしての初舞台は10月5日の『オネーギン』になる予定。

退団8名
今シーズンでバレエ団を離れるのはプリンシパルの吉田都、ヴァチェスラフ・サミョードロフ、ファースト・ソリストの佐々木陽平、ソリストのジェマ・サイクス、ファースト・アーティストのシンディー・ジョーダン、アーンスト・メイスナー、リチャード・ラムゼー、群舞のザンダー・パリッシュの計8名。

RBSからは3名が入団
今年ロイヤル・バレエ・スクール(RBS)からの入団者はヤスミン・ナグディ、サンダー・ブロマート、ジェイムス・ブッチャーの3名。唯一の女性ナグディは昨年のYBDY(ヤング・ブリティッシュ・ダンサー・オブ・ザ・イヤー)に輝いている。

デンマーク王立バレエよりキッシュ、ライプチヒ・バレエからメンディザバルが入団

サミョードロフや佐々木の退団の後を埋めるべくデンマーク王立バレエ団よりネヘミア・キッシュがプリンシパルとして入団。またライプチヒ・バレエ団よりイッツァーク・メンディザバルがファースト・ソリストとして入団する。
キッシュはミシガン州出身のアメリカ人で、これまでカナダ国立バレエ団とデンマーク王立バレエ団で活躍。『オネーギン』のタイトル・ロールからウィールドン作品までを得意とする。
メンディザバルは、タマラ・ロホやアンヘル・コレーラを輩出したヴィクトル・ウラーテのバレエ・スクール出身。昨年『火の鳥』のタイトル・ロールの公演を評価されブノワ賞最優秀女性バレリーナ賞にもノミネートされている。
イギリスではほぼ無名の二人が新シーズンからどのような活躍をするのか、関係者とファンの期待が集まっている。

日本でのみ発表されたイヴァン・プトロフの退団
日本公演開始直前の6月18日、NBSの最新情報ブログで、芸術監督のモニカ・メイソンよりプリンシパルで20日に『リーズの結婚』を主演する予定であったイヴァン・プトロフが既にバレエ団を退団した旨の発表があった。
プトロフはシーズン終わりにロンドンで『シンデレラ』の王子を主演するはずが降板。バレエ団より降板の理由について何も発表がなくイギリスのファンを心配させていた。日本人に人気の男性プリンシパルだけに、ロンドンでの主演公演後の楽屋口には、花束やケーキなどのプレゼントを持って出待ちをする日本人女性ファンの姿が多数見受けられたものである。
日本でのみ発表されたこのニュースは瞬く間に地球を半周。同日のうちにイギリスのバレエ・ファン・サイトで紹介され、ファンに大きな衝撃を与えている。

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写真は(左から)セルゲイ・ボルーニン、高田茜、ヤスミン・ナグディ&サンダー・ブロマート
撮影/Angela Kase