12月31日の『くるみ割り人形』の大晦日公演でプルミエ・ダンスールだったカール・パケットがエトワールに昇進した。
終演後の21時45分に、パリ国立オペラ座総監督ニコラ・ジョエルと舞踊監督のブリジット・ルフェーブルがマイクを持って舞台に入ってくるのを見て、初めて気づいた。「全く予想していなかったし、今でも信じられない」という。
1月4日付けのフィガロ紙は「大晦日のエトワール」という記事を写真付きで報じた。
パケットは33歳。バリシニコフに惹かれて8歳でダンスをはじめ(今でもバリシニコフの髪型を真似ている)、パトリック・デュポン、アニエス・ルテステュも学んだパリ9区ロディエ通りにあるマックス・ボゾーニの名門スタジオで基礎を固め、81年にパリ国立オペラ座バレエ学校に入学し、クロード・ベッシーの薫陶を受けた。
パケットはベッシーのレッスンを振り返って「練習に夢中でしたし、運動能力は高かったのですが、クラシックの名ダンサーに期待される理想的な身体のラインをもっていない私を支えてくれました」と語っている。
カール・パケットは2010年シーズン後半は日本での『シンデレラ』、バスチーユ・オペラ座で『ラ・バヤデール』、ガルニエ宮の『椿姫』(アルマン役)に出演することが決まっている。
(C) Julien Benhamou / Opéra national de Paris
※画像をクリックすると、大きな写真をご覧いただけます。