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三光 洋 
[2013.06.25]

パリ・オペラ座のスジェ、マチルド・フルステが6月末で退団し、サンフランシスコ・バレエにプリンシパル・ダンサーとして入団 

マチルド・フルステがパリ・オペラ座バレエ団を6月末で退団し、アメリカに渡るとTwitterで発表した。
「12月の『ドン・キホーテ』を踊った後で決断しました。キトリを踊った翌晩に(コール・ド・バレエで)漁師の妻を踊らなければならないというのは、精神的にも肉体的にもつらいからです」と。
これには11月のプルミエ・ダンスーズへの昇級試験で、13人中の上位6位に入らなかったことも影響しているのだろう。11月の「昇級試験詳細レポート」では、「舞台でソリストをすでに何度も務めているマチルド・フルステは選外だったが、コンクールで実力が発揮できないタイプのダンサーなのかもしれない。」と書いた。
彼女の舞台での生き生きした表情と昇級試験での硬さは対照的だ。8回目の挑戦でも審査員団から高い評価を得られなかったために、希望を失っていまったのかもしれない。
本番ではすでに『ラ・フィーユ・マル・ガルデ』の主役、『オネーギン』のオルガ、『ラ・バヤデール』のガムザッティといったエトワールの役を踊ってきた。
サンフランシスコ・バレエ団への出願は『ドン・キホーテ』のビデオを付けたメールを送っただけだったそうだが、同バレエ団の総監督は面接さえ行わずにプリンシパルへの採用を決めた、という。
サンフランシスコ・バレエ団では、『ジゼル』のタイトルロールをはじめとする大役がすでに決まっている。2014年7月にはパリで開催される「パリ夏季ダンスフェスティヴァル」に同バレエ団の一員として参加する。

1306mathilde-frousteyu.jpg 2012年12月『ドン・キホーテ』のキトリを踊るマチルド・フルステ
(C) Opéra national de Paris/ Julien Benhamou

《もうひとつパリ・オペラ座のニュース》ガルニエ宮の養蜂師が交代
パリ・オペラ座の蜂蜜はファンの間で人気のパリ土産だ。30年間にわたってガルニエ宮の屋根の上で、4つの巣箱で蜂蜜を集めてきた養蜂師ジャン・ポークトンさんの引退により、一時その販売が中止されていた。
そしてポークトンさんの後継者に選らばれたのは、若手の養蜂師レミ・ヴァンブルメールシュさんとブリュノー・プティさん。この二人は10の巣箱を設置する公式許可を得て一年間試験的に養蜂を行ってきた。この間、パリ・オペラ座レストランの上にある大時計には蜂の大群が集まって危険な状態になっていたが、ヴァンブルメールシュさんとプティさんの協力により、6月15日にパリ市の消防隊が無事駆除に成功した。
オペラ座の蜂蜜は今年の9月からパリ・オペラ座(ガルニエ宮)のブティックで販売が再開されることとなった。