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関口 紘一 
[2017.08.28]

金森穣がアーティスティックディレクターを務める、NIDF2017 新潟インターンナショナルダンスフェスティバル、4カ国の作品が9月29日より順次上演される

「東アジア文化都市2015 新潟市」の一環として始まった、新潟市で開催される国際ダンスフェスティバル NIDF2017の第2回目が9月28日より始まる。アーティステックディレクターはNoism 芸術監督の金森穣が務め、公演会場はりゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館、主催はNIDF2017実行委員会。
8月23日には、東京・日本橋のブリッジにいがた でアースティックディレクター金森穣による、制作発表記者会見が行われた。

1708IMG_3682.png 金森 穣

金森によると、2015年の第1回開催から次回開催を見据えて準備してきたのだが、実際に現実的スタートができたのは半年前だった。基本的には、Noismと同じように劇場専属の舞踊団として地域に密接し、独自の展開を目指しているカンパニーを招聘している。今回は昨年の韓国、中国に加えてシンガポールのカンパニーも参加するし、前回の実績により種々の協賛も受けることができているという。
単なるお祭り的なフェスティバルではなく、こうしたカンパニーが東アジアの各都市では実際、どのような活動を行っているのか、また、どのように西洋のダンスを受容し、自国の文化と融合しているのか、といった実態を知り、日本のコンテンポラリー・ダンスと照合し発展させる機会としたい、という点が強調されていた。そして、韓国でも同様の企画が立ち上がっており、Noismが招聘されるなど国際的な交流も展開されつつある。今後、東京オリンピックに向けて文化的な国際交流も盛んになっていく。その一つの動きにとして、NIDF2017がさらに注目を集めることになるのは間違いない。

NIDF2017で上演されるダンスは、9月28日、韓国・大邱の大邱市立舞踊団 ホンスンヨブ:振付『Mosaic』『Bolero』。10月8日、シンガポールのT.H.E. ダンスカンパニー クイック・スィ・ブン:振付『As It Fades』。10月15日、中国・香港の城市当代舞踊団 ウィリー・ツァオほか:振付『Amidst the Wind』。日本・新潟のNoism1 金森穣:演出振付『NINA---物質化する生け贄』。
その他、それぞれの芸術監督によるワークショップ、国際シンポジウム「東アジアにおける劇場文化の未来」なども予定されている。カンパニーや演目、日程の詳細は https://artscouncil-niigata.jp/nidf/about を参照。
Noism1が上演する『NINA---物質化する生け贄』は、すでに8カ国18都市で上演されたNoism初期の代表作だが、今回、衣装を変えて7年ぶりに東アジアツアーで再演され、NIDF2017は凱旋公演となる。しかし、今回、ずっと主役を踊り続けてきた井関佐和子は踊らない、と金森はいう。2004年4月に創立されたNoismも14年目を迎え、次世代の継承発展に力を尽くす時機に至ったのであろうか。

1708DCMCD_0062.png 邱市立舞踊団 I Saw the Elephant (The Second Act)  Photo/Isamu Murai
1708CCDC_1845.png 城市当代舞踊団 As If To Nothing Photo/Isamu Murai
1708Noism0_0256.png 愛と精霊の家 The House of Spirit Photo/Kishin Shinoyama