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三光 洋 
[2015.04.17]

オーレリー・デュポンが9月よりオペラ座のメートル・ド・バレエ就任へ

4月15日午前10時よりパリ・オペラ座ガルニエ宮のサロン・フロランス・グールドで1時間余にわたって、今季で退任するオーレリー・デュポンの記者会見が開かれた。

1504Dupont01.jpg 撮影/三光洋

ステファン・リスナー パリ・オペラ座総監督の挨拶に続いて、バレエ監督のバンジャマン・ミルピエがマイクを握り、5月18日にガルニエ宮で行われる『マノン』公演(デ・グリュー役は怪我をしたエルヴェ・モローに代わり、すでにスカラ座で同じ演目をオーレリーと踊っているロベルト・ボッレ)が、フランスのUGC系列の30を超える映画館と21カ国の200の映画館で同時中継されることが発表された。監督は、3年間にわたるオーレリーの取材をもとにドキュメンタリー映画『オーレリー・デュポン、瞬間の空間』(2010年)を製作したセドリック・クラプティッシュが行う。またフランス国営テレビ3チャンネル(Fance 3)は5月30日の20時から3時間にわたり、18日のさよなら公演とクラプティッシュ監督によるドキュメンタリーを放映し、同時にインターネットculturebox.fr/aureliedupontで世界中のファンがこの番組を視聴できる。

この記者会見では、オーレリーが本年9月からバレエ監督ミルピエの懇請を受けてメートル・ド・バレエに就任し、後進の指導にあたることになったことも発表された。
オーレリーはメートル・ド・バレエに推挙してくれたミルピエ監督とそれを承認したリスナー総監督への謝辞を述べた後、バレエ学校入学後の32年間にわたるオペラ座での生活を振り返るとともに、記者会見に詰め掛けたフランスやロシアを始めとする各国のバレエ評論家の質問にていねいに答えた。今から回顧して、バレエ学校生徒からコール・ド・バレエに入った時、ピナ・バウシュとの「衝撃的な出会い」、1998年12月31日に『ドン・キホーテ』のキトリを踊ってエトワールに任命された時、その3つがバレエダンサーとして最も重要な瞬間だったと語った。
半生をダンスに捧げた1人の女性の言葉に誰もが胸を打たれた。稀有な瞬間を体験した印象的な会見だった。

1504Dupont02.jpg 撮影/三光洋