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情報提供:る・ひまわり 
[2013.05.20]

舞台の魔術師フィリップ・ジャンティの代表作が完全リニューアルで6年ぶりの来日!

パルコ劇場40周年 × カンパニー・フィリップ・ジャンティ40周年記念公演 「動かぬ旅人」Voyageurs Immobiles、5/22の開幕に向けて、フィリップ・ジャンティからコメントが到着。

舞台の魔術師、フィリップ・ジャンティの舞台が、2007年以来6年ぶりに日本に帰ってきます。世界各国で“カンパニー・フィリップ・ジャンティ最高傑作のひとつ”と絶賛されている「動かぬ旅人」をパルコ劇場40周年記念として上演決定。95年の初演以来、ツアーを重ねてきた代表作「動かぬ旅人」を完全リニューアル!この話題作を携え、待望の来日です。

フィリップ・ジャンティは、人間と人形が共存する独特の舞台作品や、多様なイメージを駆使し、どこにでもある素材と舞台空間に生命を吹き込み、創作という果てしない旅を続ける夢の配達人。フランス国内外で活動を広げ、彼の作品は世界各国で絶賛されており、彼が主宰するパフォーマンス・グループ“カンパニー・フィリップ・ジャンティ”はパリ市立劇場を拠点に世界中で上演し多くのファンを獲得。日本人ファンを代表して、宮本亜門、森山未來、coba、増田セバスチャン、行定勲からの応援コメントが届きました !また、5/22の開幕に向けて、フィリップ・ジャンティから日本の皆様へのコメントも。

130520_01.jpg Photo by Pascal François

■宮本亜門(演出家)
「観た観客は驚き、笑い、楽しんで、そして不思議な世界へと連れ去られる。」

■森山未來(俳優)
「パルコ劇場で、いつか必ず出逢う事になるジャンティの宇宙。どうせ必ず出逢うなら、この公演で出逢えばいいんじゃないですか?」

■coba(アコーディオニスト・作曲家)
「どこまで人を驚かせ、喜ばすのが好きなのか。客席で驚く僕たちを見て、くすくす笑うジャンティの顔が思い浮かぶ。」

■増田セバスチャン(アートディレクター)
「ジャンティのような独自の文脈にある作品を観て、その素晴らしさを生で感じてもらいたい。」

■行定勲(映画監督、舞台演出家)
「彼と同じ時代に生きる人は、必ず彼の作品を目撃するべきだと思う。」

<フィリップ・ジャンティよりメッセージ>
●『動かぬ旅人』というタイトルについて説明していただけますか?本作を創作する際、イメージの発端となったものは何だったのでしょうか?

世界中を回った時、たくさんの砂漠を横切りました。私にとって砂漠の無限は時を止めたようでした。終末を見ることは叶わないだろうと思いました。自分探しの手段のひとつであったこの旅行で抱いた内なる感情は、自分は何も変わらない、その一方で自分が豊かになったと感じさせるものでした。この作品は砂漠の思い出の一部から作り上げたものです。そこは終末まで景色がかわりません。それは永遠の中で、徐々に失っていく内部の葛藤と対比するものです。タイトルは砂漠を走る「不動の旅人たち」を指します。縦横無尽に時空や妄想、争い、恥、怖れ、癖、夢、禁欲を超えていきます。登場人物たちが『動かぬ旅人』の砂漠を歩く間、彼ら自身が砂漠なのです。

●この作品を日本で以前に披露した時と今回では、何か違う点はありますか?


スペクタル全てが変化しています。大きな変化のひとつが歌の導入です。ひとりで歌う歌、みんなで歌う歌は、インディアンやアボリジニの民俗歌や時代にとらわれない新しい次元が広がる歌への冒険に導きます。タイトルも『動かぬ旅人(Voyageur Immobile)』は『動かぬ旅人たち(Voyageur Immobiles)』へと変貌を遂げました。

●作品を創るうえで、日本の文化に触発されたことはありますか?

自分にとって文楽はとても大切なものです。『石と砂』という作品の演出を手伝ったことがあります。三味線奏者、太夫、人形遣いの三位一体は動きを最大限に抑え、それが人形に価値を与えており、そこに私は魅了されるのです。
文楽は非常に現代的なものだと思います。
日本の作家では安部公房にも影響を受けましたが、村上春樹も高く評価しています。日本映画ではもちろん黒沢明監督の『赤ひげ』が大好きです。

●『動かぬ旅人』を観るにあたって、楽しむための何かヒントはありますか?

我々の仕事は人間の空想の追求からインスピレーションを得ています。人間はひとりひとりみんな違います。子どもと大人、そしてリアクションもひとりひとり違います。でも、この作品を観るにあたって、もし観客がファンタジーの世界へと入る覚悟があるのでしたら、たとえ夢の中のように、筋道は通っていなくとも、いろいろな物事との関係から現れたイメージの導線に素直に従ってください。そうすれば観客はこの作品を観ている間、思いがけない旅が出来るでしょうし、舞台の中に観客自身の想像力が反映された確かな何かを発見できると思います。

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≪フィリップ・ジャンティ プロフィール≫
フランス・サヴォア地方出身。12歳ではじめて人形をつくり、以来その手は休むことなく物を創り続けている。パリのグラフィック・アートスクールを経て、20歳の時に友人と手作りのマリオネットを車に乗せ、4大陸47カ国を訪問。世界の人形劇をフィルムに納める。この旅の途中で日本にも立ち寄り。1年間を文楽の師匠の元で過ごした。
フランスに戻り、旅で得た数々のイメージを基に、人間と人形が共存する独特の舞台作品を確立。カジノ・ド・パリのローラン・プティ&ジジ・ジャンメールのレビューに登場し、これを機にショー・ビジネス界で認められ、国内外に活動の場を広げる。
多様なイメージを駆使し、どこにでもある素材と舞台空間に生命を吹き込み、創作という果てしないたびを続ける夢の配達人。それがフィリップ・ジャンティである。

■カンパニー・フィリップ・ジャンティ
舞台の魔術師といわれるフィリップ・ジャンティが主宰するパフォーマンス・グループ。紙や布、不思議な魅力をもった人形、ダンス、マイム、マジックを駆使し、人間の無意識の世界を舞台で具現化させてきました。そのエスプリとユーモア、詩的あふれる舞台は、他の追随を許さない独創性と質の高さを備え、世界中で多くのファンを獲得しています。パリ市立劇場を拠点に2〜3年ごとに新作を発表し続けています。彼の作品創作はとてもユニークで、新作創作ごとに世界中から出演者を募集し、ワークショップを経てキャストを決定します。ゆえにメンバーは国籍も出身も多種多様です。振付、共同演出はダンサーでフィリップのパートナーでもあるメアリー・アンダーウッド。

パルコ劇場40周年×カンパニー・フィリップ・ジャンティ40周年記念公演
カンパニー・フィリップ・ジャンティ「動かぬ旅人」

【公演日程】2013年5月22日(水)〜6月4日(火)
【会場】パルコ劇場 ※札幌・大阪公演あり
【作/演出】フィリップ・ジャンティ
【共同演出】メアリー・アンダーウッド
【音楽】アンリ・トルグ&セルジュ・ウッパン
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