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[2004.09.10]

マラーホフ・ベルリン撮影記

6月、暑くなり始めた東京から飛行機を乗り継いで12時間、ドイツ、テーゲル空港に到着。
今回の目的は、チャコットのバレエブランド“MALAKHOV by Chacott”のヴィジュアル撮影と2005年のカレンダー用の写真の撮影です。
訪れたのはベルリン。ここにはウラジーミル・マラーホフさんが芸術監督をつとめるベルリン国立バレエがあります。
北海道と同じくらいの涼しい気候で過ごしやすく、夜は白夜で22時頃まで昼間の様に明るいのに驚かされました。
街のいたるところにオープンカフェがあり、緑も多くとても気持ちの良い街です。
近代的なビルもありますが、歴史ある古い建物もまだまだ多く残る街並みは、まるで古典バレエの世界のようでした。

ベルリンの街並み。中央はベルリン国立歌劇場。

撮影を行ったのはマラーホフさんの本拠地、ベルリン国立バレエのレッスンスタジオ。
ベルリンのシンボル、ブランデンブルグ門から続くウンター・デン・リンデン通り東端にあるフリードリヒ大王騎馬像からすぐの所にベルリン国立歌劇場があります。
この付近にはベルリンでもっとも美しいといわれるジャンダルマン広場があり、そこからはベルリン大聖堂と17世紀に建てられたフランス大聖堂が一望できます。
劇場の向かいには、1766年に皇太子ハインリッヒの宮殿として建てられ、その後ヘーゲルやグリム兄弟を輩出し、森鴎外も門をくぐったフンボルト大学があります。
歴史的な建物が多く残る一角に、ベルリン市内に3つある国立歌劇場のうち最も秀逸な格式の建物、ベルリン国立歌劇場があるのです。

隣接して建てられたスタジオのある建物には、バレエだけではなくオペラやオーケストラの団員、スタッフなど800人ぐらいがいるそうです。
この他に、衣裳を収納しておくため(だけ!)の7階建ての建物も近くにありました。
地下のラウンジスペースでは簡単な食事もでき、一人暮らしをするダンサーにとっては貴重な栄養確保の場所でもあります。
メイクと衣裳を付けたオペラ団員や、リハーサル中のバレリーナ、楽器を抱えたオーケストラ団員…さまざまなアーティスト達が休憩したり、食事をとったりしていました。


撮影1日目は、マラーホフさんと5人のダンサー達の撮影。
どこからかオペラの歌声が聞こえてくる廊下を通り、バレエの練習スタジオに到着。
緑がのぞく窓からやわらかい陽光が差し込む素敵なスタジオへ、翌日の舞台のリハーサルを終えたメンバーが次々にやってきました。
メイクをし“MALAKHOV by Chacott”の新作ウェアを着てもらいます。
ウェアを広げると、ダンサー達は「これがいい」「私はこっちを着たい!」と大はしゃぎ。
みなさん抜群のプロポーションなので、どれも格好良く着こなしてしまいます。
マラーホフさんがポーズをつけたり、全員で談話したり、さまざまなシーンで撮影しました。
こちらの要求になんなく応えてくれるのはさすがです。
終始和気あいあいとした雰囲気で、楽しい撮影となりました。