[2007.10.12]

西島千博スペシャルレッスン 「トライアルコンビネーションクラス」レポート

9月23日(日)、24日(祝)チャコット・カルチャースタジオ渋谷にて「西島千博スペシャルレッスン」が開催されました。「バレエ基礎」と「トライアルコンビネーションクラス」というコンセプトの違うクラスが設けられました。
今回は普段クラシックバレエ中心にレッスンを積んでいるレポーターが「トライアルコンビネーション」という西島先生独自の、新しい世界を体験して参りましたのでご紹介致します。

  9月24日、渋谷のチャコット・カルチャースタジオで行われた西島千博先生のワークショップに参加させて頂きました。 西島先生といえば、現在、舞台はもちろんテレビや雑誌等、様々な分野で大活躍されており、一般の人が彼から直接バレエを教えて頂ける機会というのはなかな かないことなので、とても楽しみにしていたのと同時に、バレエ・ダンス界の第一線で活躍されている方のレッスンということで、多少緊張もしていました。先 生がスタジオにおみえになるまでは、スタジオの雰囲気も緊張に包まれていましたが、スタジオにあらわれた西島先生は、とても爽やかに気さくに私達に挨拶を してくださり、緊張していたスタジオの雰囲気をさっと和やかにしてくださいました。

今回のワークショップでは、バレエ基礎とトライアルコンビネーションという二つのクラスが用意されていましたが、今回私はトライアルコンビネーションク ラスの方に参加しました。レッスンは、まず通常のバレエクラス同様、バーレッスンから始まりました。複雑なものではなく、基本的なバーレッスンを丁寧な説 明と共に西島先生自らお手本をみせてくださりながら進めてくださいましたが、バーレッスンの立ち方や動き一つでも西島先生がみせてくださるお手本はすごく 素敵でバレエダンサーならではのオーラと気品に満ち溢れていて、バーレッスンの段階からとても感動してしまいました。
バーレッスンの後、基本的な動きのセンターレッスンを行い、その後、ついに今回のクラスの目玉でもあるコンビネーションの振り写しが始まりました。そのコ ンビネーションは、古典バレエの代表作として有名な『白鳥の湖』のワンシーンを、西島先生が独自にネオクラシック風に振付けしなおしてくれたものでした。 今回の西島先生のコンビネーションのように、19世紀にうまれた古典バレエ作品を独自に解釈しなおし、現代的に改訂を試みるということが、今日マッツ・ エックや、マシュー・ボーンをはじめとする多くの現代振付家によって行われており、西島先生自身も昨年『くるみ割り人形』を発表されていますが、このよう な改訂版の振付けをクラスで振付家本人から直接教えて頂けるということは普段なら考えられないことなので、とても感激しました。
西島先生の振りは、基本的にはクラシックバレエの動きが元になっていましたが、その上でフロアを使ったり、手の動きや体の使い方では、クラシックバレエの 型や技法にとらわれずに、もっと体を自由に開放させて踊るというもので、これまでクラシックバレエを主にやってきた私にとっては、基本はバレエのテクニッ クでありながらも動きが新鮮だったり、バレエとは違う開放感が感じられたりととても興味深いものでした。

今回ワークショップに参加させて頂いて、間近で西島先生というプロのダンサーにお会いできたこと、そして直接指導をして頂けたことは、私にとって本当に 刺激になり、とても勉強になりました。また今回の西島先生のコンビネーションを踊ったことで、ネオクラシックの世界にも興味が湧き、もっともっと色々な踊 りに触れ、観るだけでなく、自ら踊ってみたいと強く感じました。また同様のワークショップがあれば、今回受講することのできなかった皆さんも是非次の機会 には受講してみることをおすすめします。普段私の様にクラシックバレエ中心の方はネオクラシックの世界へ興味を広げるきっかけになると思うし、普段コンテ ンポラリーや他ダンスを中心にやっている方なら、西島先生のダンス観や、様々なダンスの基本になると言われるバレエの基本をみつめなおすいい機会になると 思います。 今回このような機会を与えてくださった西島先生とチャコット・カルチャースタジオに感謝の気持ちで一杯です。このワークショップで学んだことをこれからの 私のダンス人生にしっかり活かしていきたいと思います。本当にありがとうございました。