解説:文葉

八百屋(やおや)

 舞台奥の床を高くして傾斜をつけた舞台を「八百屋舞台」と呼びます。古く、八百屋の店先で平台を道路側に傾斜させて野菜の籠を並べた様子と、客席に対して舞台奥を高くして舞台美術を施したのが似通っていたのでしょう。それを「八百屋飾り」と言って、斜めにしておくことも単にヤオヤなんて言ったりします。正式には開帳場(かいちょうば)と言うのですが、ヤオヤのほうが呼びやすいですよね。欧米の舞台は少し傾斜しているそうで。英語で舞台奥をup、客席に近づくとdownと言うから、若干は傾斜している、もしくはしていたのでしょう。そんな舞台で回転すると、重心が前のめりになってうまく回れると小耳に挟んで早10数年。本当なんでしょうか。