解説:文葉

ポアント

(仏/pointe、英/point)

足のつま先のこと。トゥシューズの項(03年5月)でちょっと登場してきましたね。 トゥシューズを履き、つま先立ちした状態を「ポアントで立つ」と紹介しました。 では、ポアントに至るまでは飛び乗るだけで名称がないかと言うと違いますね。 かかとがどれだけ床から離れているか、どれだけルルベしているかで5段階に分かれています。 ルルベもせず、かかとが床に着いているのが「ア・テール」。 かかとの浮き始めで、4分の1(仏quart、英quarter)上がったら「レ・カール・ドゥ・ポアント」sur les quart de pointes。指の腹で立つのが半分という意味のdemiを使って「ドゥミ・ポアント」。 指の付け根とひざが一直線になるまでかかとを上げると「レ・トロワ・カール・ドゥ・ポアント」sur les trois-quart de pointes。最も高い位置のドゥミ・ポアントで、ほとんどポアント状態。最後は「シュール・レ・ポアント」sur les pointes(英on the points)。

上手にポアントで立つには、3分の4の位置であるトロワ・カールを訓練するのが良いと思います。というのは、足指付け根に集中した足の甲や足裏にある筋肉は、ドゥミ・ポアントだけでは鍛えられないのですから、いきなり、ドゥミ・ポアントのところを全てポアントで立とうとしても身体が高い位置でキープできないんですね。プロのバレリーナが見せるしなやかな甲は、3分の4ポアントで鍛えた足指付け根付近に集中した筋肉が、良く伸び強いわけです。