解説:文葉

アン、ドゥ、トロワ(仏/ un, deux, trios...)

連日の猛暑の中に秋の気配を探し求め、ひたすら涼しさを乞い願い過ごす鬼のような日々もようやく落ち着くのでしょうか。油断大敵、今年も暑さは長引きそう…。季節の変わり目はどうしても体調が崩れがち。朝晩のひんやりと澄んだ空気を胸一杯に吸い、そして吐く。呼吸を整えながら少しストレッチやヨガでも行って身体の元気を取り戻したいところです。
呼吸を荒げないためにもカウントを自然と取られる方もいらっしゃるでしょう。意識的にゆっくりカウントを取るために、使い慣れた母国語ではなく仏語で数字を言ってみてはいかがでしょう。バレエに関する数字もたくさん出てきますし。

1  un  アン
2  deux  ドゥ
3  trois  トロワ
4  quatre  カトル
5  cinq  サーンク
6  six  スィス
7  sept  セットゥ
8  huit  ュイットゥ
9  neuf  ヌフ
10 dix ディス

読み方は一番頭にアクセント。語尾の子音アルファベは発音しない、もしくは、読んでも軽く子音のみ。

・pas de ○○(deux、trois、quatre、cinq、six) … ○人の踊り

「パ・ドゥ・カトル 」Pas de Quatre
チェザレ・プーニCesare Pugniの音楽で、1845年ロンドン王立劇場にて初演、当時人気を博すロマンティック・バレエの名花4人、カルロッタ・グリジCarlotta Grisi、マリー・タリオーニMarie Taglioni、ルーシー・グラーンLucile Grahn、ファニー・チェリートFanny Ceritoが妍を競わせた作品。以来、当時の彼女たちの魅力を演じ分ける作品となっている。当初企画に挙がっていた、タリオーニのライバルでもあるエルスラーの降板で抜擢されたグラーンの快活な魅力, 「ジゼル」を初演したグリジの叙情的な表現力、チェリートのどんな人をも魅了する女性らしい踊り、「ラ・シルフィード」の初演で初めてポワントワークをバレエの新たな魅力にしたタリオーニの、まさに妖精のような軽やかさ…とそれぞれ卓越した技術のみならず美貌のスターの役なので、匂い立つような存在感も踊りこなすのに必要なのです。本当に振付する方も大変でしたでしょうね。

・アントルシャ・カトル、アントルシャ・シス …

両足で飛び上がり、空中で足を打ち付けながら交換するパ。空中で一度交換して元に戻るのがカトルで、戻ってからさらに交換した状態で降りるのがシスです。