<第4回>プロフィギュアスケーター鈴木 明子さん「スケートの衣裳ができるまで」
2018/11/19掲載
いよいよプロフィギュアスケーター鈴⽊木明⼦さんのとのコラボ企画
「"フィギュアスケート衣裳ができるまで"追っかけリポート」が始まります。
第4回「仮縫い編(前編)」
トワルのチェックが終わり、いよいよ修正点をパターンに落とし込み、本番の生地で縫製していきます。
前回もご紹介したこの機械。ラインや文字が入るだけでなく、切り込みも入っているんです。
こうしてパターンを外し、裁断された生地をパーツごとに縫製しますが、スカートの丈はやや長めに残して端の始末もしていない状態・・・
この衣裳を持って。邦和スポーツランドで練習中の鈴木明子さんのもとに仮縫いにでかけました。
リンクに到着すると、鈴木さんは新プログラム「ツィゴイネルワイゼン」の練習真最中。
この日も次の予定までの合間をぬって仮縫いをさせていただきました。
さっそく着ていただくと・・・
後ろのデザインはOK!!
前身頃の黒い生地の分量が少し気になる様子。
キイロと黒のコントラストが強いので、位置や幅で印象が変わります。
後から付ける飾りのことも考慮しながら胸元と腰のデザインのバランスを探りました。
ちょうどリンクにいらしていた長久保コーチにもご意見を伺い、胸元の生地の幅を決めました。
次はスカート丈をチエック!鈴木さんのリクエストは「今回はステップの時にスカートが動く感じがいいです!」とのこと。テグスなどを入れず、短めで軽く仕上げることにしました。
また、「スカートの重なっている部分から脚がチラッと見える方がいいです!」ということで、その場でデザイナーがジョキジョキとカット。
ぐっと軽やかな印象になりました!
おまけショット⭐︎
邦和スポーツランド支配人の鬼頭さんも衣裳の素材に興味津々でした。
撮影のご協力、ありがとうございました!
プロフィギュアスケーター 鈴木 明子さん「スケートの衣裳ができるまで」
- 第1回:デザインの打ち合わせ
- 第2回:デザイン決定・採寸編
- 第3回:パターン・トワルチェック(試作)編
- 第4回:仮縫い編(前編)
- 第5回:仮縫い編(後編)・本縫い編
- 第6回:飾り付け編
- 最終回:完成編