新国立劇場バレエ団 × Chacottが協働 日本人の顔に合った新たなバレエメイクを開発 - 10月23日(土)に公演初日を迎える『白鳥の湖』にてデビュー -

新国立劇場バレエ団×Chacottが協働 日本人の顔に合った新たなバレエメイクを開発

10月23日(土)に公演初日を迎える『白鳥の湖』にてデビュー

2021年10月22日(金)

20211022_releace_logo2.jpg

"人生を、芯から美しく。" をフィロソフィーに掲げ、ブランディングを推進しているオンワードグループのチャコット株式会社(本社:東京都渋谷区 代表取締役社長:馬場 昭典)は、今年4月に一般のユーザーにも使いやすくリニューアルした「Chacott COSMETICS(チャコット・コスメティクス)」において、日本唯一の国立劇場附属のバレエ団「新国立劇場バレエ団」と協働し、日本人の顔に合った新たなバレエメイクを開発いたしました。この度、10月23日(土)に公演初日を迎える新国立劇場 2021 / 2022 シーズンバレエ『白鳥の湖』<新制作>にてデビューします。

2020年9月に新国立劇場の舞踊芸術監督に就任した吉田都氏は、その方針のひとつに「ダンサーを取り巻く環境の向上」を掲げており、その一環として、これまで個人任せだったバレエのメイクについてもサポート体制が必要との認識をお持ちでした。これまでの日本のバレエメイクの主流は、欧米由来の方法や和様の応用を適用してきたことから、無個性になりがちで、演じる表情が観客に伝わりにくいという課題がありました。また、バレエのメイクは日常のメイクからかけ離れていることから、バレエに馴染みのない方には違和感を覚えさせ、バレエへの近づきがたさを醸し出す要因にもなっていました。吉田監督の課題認識はまさにバレエを一般に開いていく方向性であり、これはチャコットが推進する「クローズからオープンへ」戦略の方向性と合致しているため、新国立劇場の要望に応えるべく、今年の2月より、日本人の顔に合った新たなバレエメイク開発のプロジェクトが始まりました。

日本人の顔に合った新たなバレエメイク開発プロジェクトの2つの柱

ダンサーのメイクテクニックの向上

テクニックの個人差を埋め、団員全員を一定の基準まで引き上げる

新たなメイクメソッドの確立

時代に合わせた洗練されたメイクや多彩な役柄に合わせたオリジナルのメイクを作ることで総合芸術としてのバレエの舞台により磨きをかける

 

プロジェクト始動後は、吉田監督やバレエ・スタッフとチャコットのメイクアップアーティスト前田洋枝が協働して、基準となるメイクの方向性について検証を重ねました。5月からはその方向性を踏まえたメイクアップ講習会を開始し、以後5回の講習を重ね、テクニックの向上と新たなメイクの定着を進めてまいりました。

20211022_releace_002.jpg

基準となる"新しいメイク"の方向性を研究

20211022_releace_0054.jpg

当社メイクアップアーティストによる指導

20211022_releace_004.jpg

講習会の模様

 

10月14日(木)には、当社社長の馬場、副社長の原より、吉田監督が見守るなか団員に今回の新たなメイクに使用するベースメイクセットの贈呈式を行い、本番の舞台を控える演者やスタッフにエールを送りました。また「白鳥の湖」<新制作>が10月23日(土)に公演初日を迎えるのに先立ち、通し稽古の日には楽屋のメイクルームに、当社メイクアップアーティストが入り最終調整を実施。いよいよ新たなバレエメイクがデビューを迎えます。

20211022_releace_003.jpg

ご挨拶される吉田都舞踊芸術監督

20211022_releace_001.jpg

ベースメイクセットの贈呈式の様子

20211022_releace_009.jpg

贈呈したベースメイクセット

 

コロナ禍によって映像配信が増加する中、バレエのメイクも遠くから見ても近くで見ても美しく、自然に見えながらも映えるメイクの開発が必要となっています。今回の取り組みが日本のバレエのすそ野を広げ、バレエへの親しみを醸成することにつながるよう、今後も引き続き協働を進めていきます。なお、11月には「Chacott COSMETICS(チャコット・コスメティクス)」がリニューアル第2弾としてカラーメイクアイテムの発売を予定。舞台に必須のカラーアイテムをブラッシュアップさせることで、日本のバレエメイクのスタンダードがさらにレベルアップするよう努めてまいります。

ページの先頭へ戻る