<最終回>プロフィギュアスケーター鈴木 明子さん「スケートの衣裳ができるまで」
2014/9/01掲載
いよいよプロフィギュアスケーター鈴⽊木明⼦さんのとのコラボ企画
「"フィギュアスケート衣裳ができるまで"追っかけリポート」が始まります。
いよいよ最終回です。
最終回「完成編」
いよいよ衣裳が完成し、鈴木さんご本人の手に!!
アイスショーでお披露目です。
仕上がったばかりの衣裳を持って、翌日の本番に備え現地入りした鈴木明子さんをたずね、新横浜に向かいました。
そして、さっそく試着していただきました。
とってもお似合いです!!!
鈴木さんにこの企画を通しての感想を伺いました。
「でき上がった衣裳は、ぴったりフィットして動きやすかったです。今まではデザイナーさんにお任せする部分も多く、ここまで細かく衣裳作りに携わったのは初めてだったのですが、より一層自分が作りたいもの(衣裳)がわかった気がします。
また、製作過程を知ったことで、今後の衣裳作りにも広がりが出たと思います。
周りの方からは、今までの衣裳とは違う感じだねとか、新プログラム『ツィゴイネルワイゼン』の軽やかな動きにマッチしてるね!と言われました。
ショーで一緒だった、衣裳にも高い関心をお持ちのJさんは、かけてあったこの衣裳がとても気に入ったみたいで "これだれの衣裳?"といっていました。特にヘッドアクセサリーはいろいろな人に褒められるんですよ♪
衣裳のカラーは白い銀盤に生える色でよかったのですが、暗転でスタンバイしている時ホタルのように色が浮き出てしまったり、会場ではなかなか飾りの細かいデザインまでは見えなくて残念だったり・・・。
これからの衣裳作りへの課題も見つかりました。
衣裳がとても身近になって、これからは主体性をもって取り組めそうです♪」
とコメントをいただきました。
デザインを担当した佐桐からのコメント
音楽と鈴木さんの動きをイメージして作った衣裳は予想通りの出来栄えでした!
衣裳はその方が着用して、動いて初めて完成です。
明子さんが身にまとい、ひとたび演技が始まることにより衣裳に息吹が吹き込まれます。
今回は細かにチェックを入れさせていただき、細部にわたって完成度を高めることができました。
個性を存分に引き出し、観客の皆さんと一体となることで、スケーターもより素晴らしい演技を魅せてくれることでしょう。
これからもより多くの光を放ってくれるよう「氷上に輝く星」たちをサポートしていきたいと思います。
今回、鈴木明子さんにとって節目ともいえる新シーズンの新プログラム『ツィゴイネルワイゼン』の衣裳を制作させていただくという、貴重な機会に恵まれました。
ショーの合間にもスケートだけでなく、メディアの取材や講演会をこなし、日本中を飛び回っているお忙しい鈴木さんでしたが、作品にも衣裳にも明確なビジョンをお持ちで、いつも迷いのないご意見をくださり、衣裳製作はスムーズに進みました。
スケーターとしてだけでなく、一人の女性としてもとても魅力的な鈴木さんをこれからも応援していきます!
第7回まで続いたこの企画もこれで終了です。
最後までお読みいただいた皆さま、本当にありがとうございました!!
プロフィギュアスケーター 鈴木 明子さん「スケートの衣裳ができるまで」
- 第1回:デザインの打ち合わせ
- 第2回:デザイン決定・採寸編
- 第3回:パターン・トワルチェック(試作)編
- 第4回:仮縫い編(前編)
- 第5回:仮縫い編(後編)・本縫い編
- 第6回:飾り付け編
- 最終回:完成編