HOME レッスン・スタジオ情報 お知らせ 【レポート】楽しく踊って苦手テクニックを克服♪ 仙頭由貴先生の『踊ってテクニック・レッスン』
横浜スタジオ
2016/03/01
スタジオからのご案内
横浜スタジオ バレエ【横浜スタジオ 特別講座レポート】
楽しく踊って、苦手なテクニックを克服しましょう♪
仙頭由貴先生の『踊ってテクニック・レッスン』
現役バレリーナとしてご活躍中の仙頭由貴先生
神々しい美しさと明るいお人柄で、楽しいクラスはいつも大人気なのです。
今回は、由貴先生にお願いして、「踊り」+「テクニック」+「演じる」を丸ごと楽しめる
スペシャルな特別講座を開講いたしました。
取材に入ったのは2/26(金)。
第2回目のクラスです。
今回のテーマは、【村むすめで軽やかにジャンプ・・・アレグロ+元気な村むすめ】でした。
では、どんなクラスだったか、ご一緒に見て参りましょう。
クラスはバーレッスン、センターレッスン、その後振り付けという進行です。
まずは、バーレッスンで身体を温めつつ、徐々に踊る身体を作っていきます。
仙頭先生のバーレッスンは40分程度と短めなのですが、満遍なく身体を動かせて、
しかも軸を鍛えてバランスも整うように構成されています。
美しいお手本に思わずうっとりしてしまいそうになりますが、集中集中
由貴先生はお手本を見せながら、どこに気をつけるかアドバイスして下さるので
身体の使い方がとても理解しやすいのです
「手は助けるだけです。しっかり引き上げましょうね」
「呼吸を大切に。やわらかく動きのふくらみを意識して、つなぎの部分で力まず、力を抜きましょう」
時には「人形っぽくなっていますね」と言って、コミカルな物まねをはさみながらのご注意に雰囲気も和らぎます
美しいお姿から、物静かでノーブルな雰囲気の仙頭先生ですが、明るい人柄も人気の秘密で、
生徒の皆さんとも打ち解けて会話してくださるのです
さあ、センターレッスンです。
ポワントシューズに履き替える方もいれば、バレエシューズの方もいらっしゃいます。
このクラスはポワントでの参加も可能。
仙頭先生の実践的なレッスンは人気が高く、さまざまなレベルの方が集います。
「皆さん、少し手先に注意しましょう。キレイにまとめようと、手先が固まっていますね。
手先は力を抜いて、手首の辺りを意識して、もう一度やってみましょう!」
アームスをキレイに作ろうとして、指先まで力が入っている事へのアドバイスです。
空気を感じさせるような軽やかで魅力的な先生のお手本。先生のアドバイスを受けて、皆さん再チャレンジします。
すると、みなさんのアームスから一つ力が抜け、とてもやわらかくて美しい指先に
身体の内側を使っていく事や、目線・手の美しい使い方など、より美しい踊りに近づくためのアドバイスが
ふんだんにちりばめられ、現役ダンサーならではのとても勉強になるレッスンです。
そしていよいよ振り付けへ。
今回、先生は「ラ・フィーユ・マル・ガルデ」(リゼット・リーズの結婚としても知られています)より、
軽快な【リーズのバリエーション】の曲を使って振り付けして下さいました。
リーズのバリエーションのエッセンスをちりばめながら、プチジャンプや早い足さばきをふんだんに盛り込んだ内容です。
振り入れにあたって、まず先生から一言
「アレグロは、第1にあわてない。強い心が大事です。とにかく落ち着いて、隣の人が間違っても動揺しちゃだめですよ」
このお言葉に、みなさん爆笑。
確かに、苦手意識が強いと自信がなくて、本当はちゃんと覚えているのに間違えてしまったり、
間違えた人に引っ張られてしまったりする事って、ありますね。
深いお言葉です。
「そしてアレグロは、スタミナですからね!」
ノーブルな由貴先生から「名言」が飛び出し、みなさんの緊張がほぐれたところで振り入れスタート。
今回挑戦したのは、1分30秒程度の振付けです。
普段のレッスンで取り組んだ事のある基本的なパで構成されています。
「ペース配分が大切です。最初から力んじゃうと疲れるし、軽快に見えないので注意!」
「登場のところから、腰を上げていきましょう!」
細かな足さばきが続くので、最初から頑張りすぎると後半ヘトヘトに。
力を抜く部分は抜いて、軽~く踊るように指示が飛びます。
振り入れでは何度も一緒に踊って見せてくださいました。
しかも随所に質問タイムが挟まれ、置いてけぼりにならないように気配りして下さいます。
楽しい振り付けを踊るだけで、気分は元気な村むすめ。
軽快な音楽に合わせて、みなさまの素敵なダンスが披露されます。
各組が踊り終わると、自然と拍手が沸き起りました。
みなさんとても熱心に取り組んでくださり、30分で振りを覚え踊りきってくださいました。
レッスン後には、「もう1回あれば・・・」というお声が聞こえてくるほど。
センターレッスンの中でアレグロを練習するときは、緊張などから身体が縮こまって大きく動けないと
感じるお客様も多いと思いますが、今回のレッスンではみなさん一生懸命大きく動いて
とても伸び伸びと踊っていらっしゃいました。
1回のレッスンでしたが、「アレグロ=苦手」から、「アレグロ=楽しい」に変換できた方が
きっといらっしゃったのではないでしょうか。
センターレッスンのアンシェヌマンで、なかなか「踊る楽しさ」まで感じる事は難しいかもしれませんが、
今回の経験がきっと普段のレッスンにも活かされるのではないかと感じました。
お帰りの際には、口々に「また先生に習いたい」「とても楽しかった!でも疲れた~」と、
心地よい(?)疲労感とともに、感想を伝えて下さるお客様がたくさんいらっしゃり、
スタッフもとても楽しく、嬉しい1時間30分でした。
素敵な振り付けを考えて下さり、丁寧にご指導くださった仙頭先生と、
熱心に挑戦してくださったお客様に心から感謝申し上げます。
最後に、恒例の記念写真を!
時間がなくて、やっと1枚だけ撮らせていただいた1枚です。
この仙頭由貴先生の『踊ってテクニック・レッスン』は、3/25(金)にも開催します♪
テーマは【舞踏会でワルツ・・・貴婦人でグランワルツ】です。
ご興味をお持ちの方は、ぜひ横浜スタジオまでお問い合わせください。