【情報】ラシッド・ウランダン『Corps extrêmes─身体の極限で』
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ドキュメンタリーと夢の交錯 極限の身体が挑む驚異のパフォーマンス
2021年、パリのシャイヨー国立劇場ディレクターに就任したラシッド・ウランダンが発表した『Corps extrêmes―身体の極限で』は、「空中を飛びたい、無重力になってみたい、宙吊りになってみたい」といった願望がひき起こすある種の魅惑に焦点をあてた作品。スポーツとアートの境界が取り除かれた本作では、傑出した才能をもつ超高所での綱渡り(ハイライナー)とクライマーの2人が、8人のアクロバットパフォーマーとともに数々の超絶技巧を繰り広げる。作中、世界最高記録をもつハイライナーのナタン・ポランらの言葉が語られる。何が彼らを空中に駆り立てるのか。驚異的な技で魅せる彼らの極限状態における心の内とは――。
まるでイカロスの夢を現代に具現化したようなステージは、超人的な動きのダイナミズムで観る者を圧倒するだけでなく、空中での空虚との戯れの先にあるパフォーマーの心情をも映し出す。ジャン=バティスト・ジュリアンの重層的な音楽とともに、並外れた人間の体験に鮮やかな光を投じる新感覚のパフォーマンス。
2024年
10月26日(土)19:00開演
10月27日(日)15:00開演 *ラシッド・ウランダンによるポスト・パフォーマンス・トークあり
会場:彩の国さいたま芸術劇場 大ホール
公演詳細HP:https://www.saf.or.jp/arthall/stages/detail/100849/
≪京都公演≫
日時:11月2日(土)19:00開演、11月3日(日)15:00開演
会場:ロームシアター京都 サウスホール
https://rohmtheatrekyoto.jp/
お問合せ:075-746-3201(10:00~17:00)
≪関連企画:アクロバットワークショップ≫
無重力や宙吊りなどを体験しながら、他者との関係性を探るワークショップ。
日時:10月27日(日)17:30~19:30
会場:彩の国さいたま芸術劇場 大稽古場
講師:マキシム・セゲール、タミラ・ドゥ・ナイヤール
対象:ダンス中級以上(アクロバット経験不問) 参加費:2,000円(税込)