ワールドレポート ~世界のダンス最前線~

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関口 紘一 text by Koichi Sekiguchi 
[2009.05.11]

近藤良平×田村淳『Ballad of Lip』 ヴィジュアル系と学ラン系が仰天のコラボ

近藤良平×田村淳『Ballad of Lip』
jealkb ×コンドルズ
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「仰天のコラボレーションが革命を起こす----」として始まった、ボーカルhaderuが率いるヴィジュアル系ロックバンド”jealkb”と世界で活躍する学ラン姿のダンス・カンパニー”コンドルズ”のコラボレーションの舞台を観た。
当代の人気者がリーダーを務めるふたつのグループの初めてのコラボなので、みんな特別の時間に参加する、という興奮が隠せないのか、劇場ロビーにも熱気が漂っていた。雰囲気から察すると、それぞれのファンに別れていはいるが、元々、お互いの存在が気になっていた、という感じの観客が多いようだ。

お話はあんまり意味ないけど一応、土木科(コンドルズ)とヴィジュアル科(jealkb)が合併したクラスがまとまってクラスを維持していけるのか、というもの。コンドルズの面々は頑張ろうとするが、haseruは悲観的でバンドの練習のほうを大事にしている。しかしchaosが病に冒されていたことが判明すると、クラス一丸になっていく、というもの。

もちろん、お話の進行とは関係なく、いつもの人形劇やコント、楽器演奏、もちろんダンスも繰り広げられて、どれも大受け。客席は笑いが絶えず、なかには涙流してお腹を抱えるという忙しい人も。

jealkbのメンバーは、ワンピースを着ている太めの可愛いい女装系や、いっつもマスクをしていて台詞もマスク越しとか、さすがに大胆なキャラが多い。対してコンドルズは、やはりほのぼの系のキャラが多いので、コントラストが付いておもしろかった。キャラがはっきりしていると、ダンスもコントも歌も自然に楽しくなってくる。
結局、「こっちの無人島に流れ着いた人とあっちの無人島に流れ着いた人」くらいの違いしか無いくらい、目指しているものが同じのグループなのかも知れない。
それはとにかく、おもしろいことこの上なく、あっという間に終演時間になってしまったことはだけは間違いない。
(2009年4月15日 サンシャイン劇場)