ワールドレポート ~世界のダンス最前線~

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関口 紘一 text by Koichi Sekiguchi 
[2006.01.10]

檜健次の業績を偲ぶ催し、シアターX

 1930年代から60年代にかけて活躍した檜健次の業績を偲ぶ催しが、シアターXで行われた。主催したのは「檜健次先生を偲ぶ会」である。
檜健次は徳島県に生れて、母から日本舞踊の手ほどきを受けて舞踊活動を始める。大阪に出て自身の研究所を開設。1936年にアメリカに渡り、ソロ公演を 行い、セントデニス舞踊研究所で交換教授を行う。帰国後、「日本人が踊る日本人の踊り」を提唱した。現在の現代舞踊協会にあたる全日本舞踊協会の創立に寄 与し、初代事務局長を務めた。
第1部では、1962年の最後のリサイタルの映像を構成した「最後の自演映像を観る」。8ミリフィルムをビデオ化し音楽を再録音したものだそうだが、8 本の作品をうまくまとめていた。とりわけ印象深かったのは『ウォーリアダンス』。シャイアン族の舞踊に基づいた踊りで、戦捷、富猟を願って神に捧げる犠牲 の踊りで、胸に迫るものがあるダンスだった。
第2部は「評論家、舞踊家が檜健次を語る」として、縁りの人々が語り合った。司会は葉桐次裕。
第3部は「最後の門下生が踊る」と題して、ケイタケイが「米を洗う女」を踊った。
(12月29日、シアターX)