ワールドレポート ~世界のダンス最前線~

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関口 紘一 text by Koichi Sekiguchi 
[2004.07.10]

●バレエ シャンブルウエストの新制作『コッペリア』

  バレエ シャンブルウエストは今日まで、オルゴール演奏(1996年)とオーケストラ演奏(2000年)の『コッペリア』を上演している。今回の『コッペリア』 は、新国立劇場などにも関わっているロシアの舞台美術家、ヴェチェスラフ・オークネフが新たに制作した装置とオーケストラ演奏による舞台である。

スワニルダは川口ゆり子、フランツは船木城、コッペリウスは山内貴雄だった。
幕開きの舞台美術からメルヘンふうで、マイムを比較的多く使い、麦の穂の占いの踊りなども楽しくおおらかな雰囲気があふれる。第2幕は、スカーフやコッペ リウス博士が創った人形を使った踊りが工夫されている。フランツはここでは寝ているだけだがスワニルダは大活躍、コッペリウスも細かい演技を見せる。ドラ マより踊りの楽しさを際立たせる演出になっていた。

3幕もテーマ別のデヴェルテスマンから、グラン・パ・ド・ドゥへ流れも良かったと思う。全体にソリストは安定していたが、コール・ドにもう少しはじける若さがほしい。(6月17日、ゆうぽうと簡易保険ホール)