ワールドレポート ~世界のダンス最前線~

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関口 紘一 text by Koichi Sekiguchi 
[2004.04.10]

珍しいキノコ舞踊団の『FLOWER PIKING』

 原美術館や琵琶湖ホール、愛知芸術文化センターなどで、プロセニアムの舞台には収まりきらないダンス・パフォーマンスを展開する、珍しいキノコ舞踊団が、今度は目黒のCLASKAで新作を上演した。(3月12日、CLASKA)

会場の”CLASKA”の名前は、「(どう)暮らすか?」から付けられたという、最近たいへん人気を集めているホテル。まず、「どう暮らすのが現代人の 感覚にフィットするのか」というコンセプトのもとにデザインされたロビーに、開演を待つたくさんの観客が集まる。フロントはその大勢の観客を前にして、通 常のルーテンワークを平然と行っている。ロビーのラウンジにも人が溢れているが、いつもと変らぬホテルのサービスが提供されている。ダンスはそのラウンジ のひとつのテーブルに、キノコのダンサーたちが集まって始まった。

ダンサーたちは踊りながら、フロント脇のエレベーターから2階へ。観客も後を追ってゾロゾロと2階のダンス・スペースに移動する。キノコのダンサーたち に導かれる移動は、なぜか楽しく感じられる。今回は新人が一人加わっていたが、キノコのダンサーたちのダンスは、自然で滑らか。以前、時折感じられたぎこ ちなさはもうどこにも見当らない。

そして珍しいキノコ公演では恒例となった、観客参加の簡単な振りのダンスが始まる。参加した人たちは、ちょっと上気してとても楽しそうだった。


珍しいキノコ舞踊団の『FLOWER PIKING』