ワールドレポート ~世界のダンス最前線~

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関口 紘一 text by Koichi Sekiguchi 
[2004.03. 5]

日本バレエ協会公演『眠れる森の美女』





  バレエ協会の『眠れる森の美女』は、今回が4年ぶりで7回目の再演だそうである。近年は外来のゲスト出演が主体だったが、今回は日本人ダンサーのトリプル キャストで公演された。私は日程の都合から、その中の島添亮子/法村圭緒、西田佑子/李波の舞台を観ることができた。

  この舞台は、プティパの原振付を改訂したセルゲイエフ、ニジンスカの版に基づき、アンナ=マリー・ホームズが再改訂・構成し、橋浦勇が振付指導したもので ある。ホームズは、カナダ出身だが、62年に旧ソ連に渡り、セルゲイエフ、ドゥジンスカヤ、プーシキン(ヌレエフ、バリシニコフを育てたバレエ教師)など に学びワガノワ・メソッドを身に着けた。

島添亮子は、こうした合同公演への参加は少ないほうだが、相変わらずシャープな身のこなしとバランスの良さを見せ、清新な印象を残した。法村圭緒も堂々と した踊りだった。李波はさすがに落ち着いた舞台だった。西田佑子は、やや日本的な印象を与える美人ダンサーだが、オーロラ姫らしいオーソドックスな見栄え のする舞台だった。彼女が順調にスクスクと成長してきているのがよく分かる舞台でもあった。どちらもこれからの日本を代表するバレリーナになる才能の持ち 主だから、大いに頑張ってもらいたいと思う。 (2月6日、7日、東京文化会館)