ワールドレポート

2017年3月

2017年3月の記事一覧

オペラ座ダンサー・インタビュー:カール・パケット

Karl Paquetteカール・パケット(エトワール)3月9日からオペラ・バスチーユでバランシンの『真夏の夜の夢』が始まった。カールはその中の2役に配役され、さらに3月16日からはオペラ・ガルニエのパブリック・スペースで『ア・ブラ・ル・コール』を4月2日まで踊るという活躍ぶりだ。今月のオペラ座来日ツアーには参加していないカール。パリに残り、2つの作品の稽古のためバスチーユとガルニエを往復する日々

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2017/03/13掲載

変化に富んだ多様な動きが次第に破壊的様相を見せてくる、オハッド・ナハリンの最新作『ラストワーク』

Batsheva Dance Company バットシェバ・ダンス・カンパニー"Last Work" Choreography by Ohad Naharin 『ラストワーク』 オハッド・ナハリンイスラエルの振付家、オハッド・ナハリンのダンスカンパニー、バトシェバ・ダンス・カンパニーがニューヨークのBAM(Brooklyn Academy of Music)で『ラスト・ワーク(Last Work)

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2017/03/10掲載

ダンサーたちも楽しみながら踊り、観客にも大いにうけたマーク・モリスの『ザ・ハード・ナット』

Mark Morris Dance Group マーク・モリス・ダンス・グループ"The Hard Nut"by Mark Morris 『ザ・ハード・ナット』マーク・モリス:振付12月10日から18日まで、BAMでマーク・モリス・ダンス・グループ(MMGD)の『ザ・ハード・ナット』の公演がありました。クリスマス時期に恒例の古典バレエ作品『くるみ割り人形』のパロディー版で、初演は1991年、モネ劇

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2017/03/10掲載

オーストラリア・バレエ・スクール時代のオニール 八菜を指導した ジョアン・ミッシェルにインタビュー

パリ・オペラ座のプルミエールダンスール、オニール八菜は、オーストラリア・バレエ・スクールからパリ・オペラ座バレエに入団した。教師/バレエミストレスのジョアン・ミッシェルがオーストラリア・バレエ・スクールと生徒だった頃のオニール 八菜について語った。----まず、あなたのダンサー時代のプロフィールと現在のオーストラリア・バレエ・スクールでのお仕事について聞かせてください。ミッシェル 私はオーストラリ

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2017/03/10掲載

井澤照予、青木崇、末原雅広、佐々木大、藤本瑞紀、山本庸督など関西の優れたダンサーが揃った『海賊』

バレエ芸術劇場『海賊』バレエ協会関西支部主催田上世津子;再振付、マリウス・プティパ、コンスタンチン・セルゲイエフ;原振付関西の、"今"、旬のダンサーが揃ったと感じられる、とても良いソリストたちの踊りを楽しめる舞台だった。『海賊』は、14年前、このバレエ芸術劇場で上演するために、故・安積由高が、ロシア、サンクトペテルブルグに出向いて直接交渉し、キーロフ・バレエから原振付のセルゲイエフなど錚々たるメン

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2017/03/10掲載

プティパ以来のバレエの枠組みを破壊し、驚くべき想像力の連鎖により激烈なスペクタクルを創造したフォーサイス『インプレシング・ザ・ツァー』

Semperoper Ballet, Dresden ドレスデン ゼンパー歌劇場バレエ団(引越公演)"Impressing the Czar" William FORSYTHE 『インプレシング・ザ・ツァー』ウィリアム・フォーサイス:振付パリ・オペラ座恒例の年初招聘公演に、今年は初めてドイツのゼンパー歌劇場バレエ団が招かれた。ザクセン候の宮廷都市だったドレスデンにあるドイツ有数のバレエ団で、200

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2017/03/10掲載

マクレガーのダイナミックなダンスと見事な視覚的装置、ロックミュージックを組み合わせた総合的なスペクタクル

Ballet de l'Opéra national de Paris パリ・オペラ座バレエ団"TREE OF CODES" Wayne MCGREGOR 『ツリー・オブ・コーズ』ウェイン・マクレガー:振付2月のパリ・オペラ座は、英国の振付家ウェイン・マクレガー(1970年生)の『ツリー・オブ・コーズ』を上演した。マクレガーは英国ロイヤル・バレエのレジデント・コレオグラファーで、パリ・オペラ座バレ

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2017/03/10掲載

ダンサーたちが優れたテクニックと美しいラインを誇示した、コンプレクションズ・コンテンポラリー・バレエ

Complexions Contemporary Ballet コンプレクションズ・コンテンポラリー・バレエ"GUTTER GLITTER" "SO NOT A... " "STAR DUST" by Dwight Rhode、Desmond Richardson 『ガター・グリッター』、『So Not A...』、『スター・ダスト』 ドワイト・ローデン、デズモンド・リチャードソン:振付ドワイト・

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2017/03/10掲載

シクリャローフが見事な踊りを見せた、フリードマン版『ロミオとジュリエット』NBAバレエ団

NBAバレエ団『ロミオとジュリエット』マーティン・フリードマン:振付NBAバレエ団が、マーティン・フリードマンが振付けた『ロミオとジュリエット』を上演した。『ロミオとジュリエット』の演出・振付は、最も著名なケネス・マクミラン版を始め、ジョン・クランコ、レオニード・ラヴロフスキー、ユーリ・グリゴローヴィチなど錚々たる巨匠たちのセルゲイ・プロコフィエフの音楽によるヴァージョンが、良く知られている。NB

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2017/03/10掲載

新国立劇場バレエのダンサーたちが踊る様々なデュエットが楽しかった「ヴァレンタイン・バレエ」

新国立劇場バレエ団「ヴァレンタイン・バレエ」『テーマとヴァリエーション』『タランテラ』ジョージ・バランシン:振付、『ソワレ・ド・バレエ』深川秀夫:振付、『トロイ・ゲーム』ロバート・ノース:振付 他新国立劇場バレエ団がバランシンの『テーマとヴェリエーション』、クラシックのパ・ド・ドゥ集(『白鳥の湖』黒鳥、『ドン・キホーテ』『ソワレ・ド・バレエ』『タランテラ』)そして『トロイ・ゲーム』というプログラム

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2017/03/10掲載

日本のバレエ団初演『イン・ザ・ナイト』、日本初上演デユポンが踊る『ボレロ』そして『中国の不思議な役人』、注目の3作品が上演された

東京バレエ団〈ウィンター・ガラ〉『イン・ザ・ナイト』ジェローム・ロビンズ:振付『中国の不思議な役人』『ボレロ』モーリス・ベジャール:振付東京バレエ団が〈ウィンター・ガラ〉として、ジェローム・ロビンズの『イン・ザ・ナイト』を日本のバレエ団として初演したほか、今年が没後10年に当たるモーリス・ベジャールの『ボレロ』と『中国の不思議な役人』を上演した。東京公演では、パリ・オペラ座バレエ団の芸術監督、オレ

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2017/03/10掲載

グラハムのオリジナルとシディ・ラルビ・シェルカウイ作品などをマーサ・グラハム・ダンスカンパニーが上演した

Martha Graham Dance Company マーサ・グラハム・ダンスカンパニーアメリカのモダンダンスを築いたマーサ・グラハム・ダンスカンパニーの公演がニューヨークで行われた。今年はグラハムのオリジナル作品と外部振付家の新作を取り交ぜた三つのプログラムで2週間公演され、そのうちのグラハムの特徴と言えるギリシャ神話ものを含むプログラムCを見た。『クライテムネストラ(Clytemnestra

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2017/03/10掲載

スワニルダとフランツの若い恋とコッペリウスの孤独、素晴らしいドリーブの音楽により、プティが創った傑作『コッペリア』

新国立劇場バレエ団『コッペリア』ローラン・プティ:振付新国立劇場バレエ団のレパートリーとなっているローラン・プティのバレエは『コッぺリア』と『こうもり』だと思うが、とても良い選択だと思う。2作ともプティでしか舞台上に表すことができないのではないかとも思われる<エスプリ>がくっきりと感じとれる。プティのバレエの中でも、情感豊かな印象深い舞台で、再演されるのが楽しみだ。ステージングを担当し、しばしば出

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2017/03/10掲載

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