ワールドレポート ~世界のダンス最前線~

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すずな あつこ text by Atsuko Suzuna 
[2016.06.10]
From Osaka -大阪-

将来が楽しみなダンサーたち──「こうべ全国洋舞コンクール」各部門トップの舞台写真とともに

第29回こうべ全国洋舞コンクール
こうべ全国洋舞コンクール実行委員会;主催

決選直後に喜びの笑顔のスナップ写真とともに速報をお届けした「こうべ全国洋舞コンクール」(速報ページ:www.chacott-jp.com/magazine/news/concours/29-1.html)の舞台写真が届いているので、今回は写真で踊りの雰囲気をお伝えしたい。

osaka1606d_3100-007.jpg クラシック女性シニア第1位&兵庫県知事賞
藤本瑞紀 撮影:岡村昌夫(テス大阪)

このコンクール、それぞれの部門のトップのダンサーについては速報でお伝えさせていただいたが、それとは別に印象に残っていることがある。それは、表彰式での審査員講評。モダンダンス部門を代表して野坂公夫が「流行りに捕らわれすぎず、二つの“じりゅう”=“時流”と“自流”をバランス良く」と話し、クラシック部門の方は、うらわまことが代表して「バレエはステップを繋ぐことではなく、それを通して何かを表現すること」と。また、一緒に決選審査を行った安達悦子、岡本佳津子、小山久美がそれぞれ日本のバレエ団の代表を務めていることに触れ、海外への気持ちも分かるが「ぜひ、日本で活躍してください。世界から日本のバレエを観に来る時代を」と締めくくった。その言葉を私も大きくうなずきながら聞いた。
多くの日本人ダンサーが世界中で活躍するようになった今、このコンクールの入賞者たちも多くが羽ばたいている。今回の表彰式会場に集まった入賞者はもちろん、観客席にいた参加者たちからも、きっと多くが海外に羽ばたくことだろう(ちなみにコンクール表彰式というと観客が少ない場合もあるようだが「こうべ全国洋舞コンクール」は表彰式も客席がほぼ埋まって例年賑わっている)。そんな彼ら彼女たちの前でのこの言葉。海外で経験を積むのも、もちろん素晴らしいことなのは間違いない。けれど、日本で素晴らしいダンサーの活躍を満喫できるようになること、芸術的に価値のある舞台がどんどん創られるようになること、そして、それを世界中から観に来るような時代を目指したい。

osaka1606d_2221-202.jpg クラシック女性ジュニア1部 第1位&ローズ賞
大谷春乃 撮影:古都栄二(テス大阪)
osaka1606d_1252-202.jpg クラシック女性ジュニア2部 第1位
平石胡桃 撮影:古都栄二(テス大阪)
osaka1606d_5017-011.jpg クラシック男性シニア第1位&神戸新聞社賞
林 高弘 撮影:田中 聡(テス大阪)
osaka1606d_4505-232.jpg クラシック男性ジュニア1部 第1位&ローズ賞
佐々木 嶺 撮影:古都栄二(テス大阪)
osaka1606d_4002-006.jpg クラシック男性ジュニア2部 第1位
松浦祐磨 撮影:田中 聡(テス大阪)
osaka1606d_8021-11.jpg モダンダンス部門シニア 第1位&神戸市長賞
柴野由里香 撮影:田中 聡(テス大阪)
osaka1606d_7007-35.jpg モダンダンス部門ジュニア1部 第1位
冨田奈保子 撮影:田中 聡(テス大阪)
osaka1606d_6019-23.jpg モダンダンス部門ジュニア2部 第1位
笹村奈央 撮影:田中 聡(テス大阪)
osaka1606d_8503-10.jpg モダンダンス部門グループ 優秀賞
小澤早嬉、関口花梨、須崎汐理 撮影:田中 聡(テス大阪)
osaka1606d_9006-35.jpg 創作部門 優秀賞『行停 そのむこうがわ』 大前裕太郎、椎野純 撮影:田中 聡(テス大阪)

*このコンクールの結果詳細は、以下、神戸新聞HP「神戸新聞NEXT」を参照。
http://www.kobe-np.co.jp/info/youbu/2016/result/main.shtml
(2016年5月1、3〜5日、神戸文化ホール・大ホール&中ホール)