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すずな あつこ text by Atsuko Suzuna 
[2015.02.10]
From Osaka -大阪-

関西の実力派ダンサーが集まった岡田兼宜プロデュース「Triple Future2014」

柏原バレエ/岡田兼宜プロデュース CLASSIC BALLET&Contemporary Dance 「Triple Future2014」
『CINDERELLA』サイトウマコト:振付、『バードランドの子守歌』、岡田兼宜:振付、『SLEEPING BEAUTY』

さまざまな舞台でゲストダンサーとしても活躍する岡田兼宜がプロデュースし、関西を中心とした実力派ダンサーが集っての公演を行った。

osaka1502b_0974.jpg 『SLEEPING BEAUTY』
撮影:テス大阪(すべて)

幕開けは、サイトウマコト振付の『CINDERELLA』。童話の『シンデレラ』を抽象的なコンテンポラリーダンスとして仕上げたもので、サイトウ振付作品独特の昭和的な憂いも感じさせ、興味深かった。曲は主にバレエ同様、プロコフィエフを使っているのだが、日本語の歌詞の曲が途中で挟まれていたり。灰色の衣裳のシンデレラ役・岡田小巻、白い衣裳の王子役・山口章、シンデレラの影といった役柄だろうか──抽象的な役割を担う黒い衣裳の斉藤綾子の3人を中心に、群舞ともども一定以上の力のあるダンサーが揃い、見応えがあった。
二つ目は岡田兼宜振付『バードランドの子守歌』、アメリカのショーダンス的な魅力の作品で、上杉真由と佐藤航を中心に楽しく盛り上げた。
そしてラストは、『眠れる森の美女』からプロローグと3幕を抜粋しての『SLEEPING BEAUTY』。やわらかで華やかさもあり正統派のプリマと思える永橋あゆみが踊るオーロラ姫を、デジレ王子の岡田兼宜が優しくサポート。リラの精に福谷葉子、優しさの精に井上麻緒、元気の精に中村友美、鷹揚の精に藤本万喜、雄弁の精に三好妃登美、勇気の精に田中ルリなど、力のあるダンサーが揃い楽しませてくれた。
(2014年12月28日 柏原市民文化会館大ホール・リビエールホール)

osaka1502b_0166.jpg 『CINDERELLA』 osaka1502b_2076.jpg
osaka1502b_8021.jpg 『バードランドの子守歌』 『バードランドの子守歌』 osaka1502b_0240.jpg
osaka1502b_0828.jpg 『SLEEPING BEAUTY』 osaka1502b_8038.jpg 『SLEEPING BEAUTY』