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すずな あつこ text by Atsuko Suzuna 
[2014.02.10]
From Nagoya -名古屋-

越智バレエの越智久美子&ソロマハ、ハニュコワ&越智友則Wキャストの『くるみ割り人形』

越智インターナショナルバレエ団
『くるみ割り人形』タチヤナ・タヤキナ、越智久美子:演出・振付

クリスマス・イブに越智インターナショナルバレエの『くるみ割り人形』を観た。イブに、イブを舞台にしたバレエを観ることができるのは幸せなこと。この公演、実は2日間あって、前日の23日には、越智久美子&ワディム・ソロマハが主役で上演、私が観た24日は、キエフ・バレエのカテリーナ・ハニュコワと越智友則が主役を踊った。

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この公演、始まると、まず幕前で出演者の紹介がある。
初めてバレエを観る人にも分かりやすい良い試みだと思う。そして、踊りが始まると、この劇場には花道があって、まず、シュタールバウム家のパーティに客人たちが花道を通ってやってくるのだ。バレエ『くるみ割り人形』が生まれた国・ロシアの劇場には花道はないのだろうけれど、これはこれで、お客さまとダンサーが近づけて良いと思う。1幕のクララは宇佐美結(23日は中西愛里紗)、素直な笑顔が可愛らしい。

冬の松林の雪のシーンからのクララと、くるみ割り人形だった王子(ねずみとの戦いシーンも)は、カテリーナ・ハニュコワと越智友則。2幕のグラン・パ・ド・ドゥまでを観て、ハニュコワの踊りはなめらかで可愛らしく、『くるみ割り人形』独特の夢の世界に自然に誘ってくれる。越智友則もコーダのジュテ・アントゥールナンのシャープな軽さがとても良かった。
ディヴェルティスマンも、それぞれの個性が活かされていて、なかでも中国は岸本恭平のアントルシャが目を引き、そのパートナーの山本恵里菜も成長が期待できそうに感じたし、アラビアの渡辺梢の堂々とした風格が印象に残った。
(2013年12月23日、24日、日本特殊陶業市民会館ビレッジホール *24日公演を鑑賞)

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撮影:テス大阪(すべて)