岡山市と倉敷市に教室を持つ椙元園子バレエ・スタジオが、創立15周年記念公演を、8月5日倉敷市民会館で開催した。
オープニングプログラムの『mira』は、岡山出身の平井優子の振付作。小学生から高校生まで総勢34人が出演した。小学生には無理をさせず単純なステップを踏ませるだけだが、きちんと作品に参加させている。芯となるシニアのダンサーの動きは、緩急が鮮やか。「今」が「未来」に続く事を感じさせるカラフルな作品だった。
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| 『mira』 | |
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| 『白鳥の湖』第2幕 キム・ヨンシル、山本隆之 |
この日のメインプログラムは、『白鳥の湖』全幕。王子=山本隆之、道化=福田圭吾、ロットバルト=ロマン・カジコフほかのゲストを得て、スタジオ公演ながら本格的な全幕作品に仕上げていた。
オデット姫は、ジョフリー・バレエ・スクール留学中の17歳のキム・ヨンシル。オディールは、大学院生の田中葵。二人とも、プロのダンサーのような安定感はないにしろ、思い切りの良い動きを見せていた。二人が生き生きと踊ることができたのは、王子役、山本隆之が、ときに包み込むような優しさを見せ、あるいはダイナミックにドラマを牽引していたからだろう。新国立劇場バレエ団のトップ・ダンサーの地位にある山本は、どんな舞台でも自分の役割りを考えた演技を見せる。真のプロ・ダンサーだ。道化役の福田圭吾は、ジュニア時代のチャーミングなキャラクターはそのままに、落ち着いた演技を見せていた。ただ、彼はジュニアとプロ・ダンサーの過渡期にいるようで、踊りは少々遠慮がちにも見えた。「過渡期」後が楽しみなダンサーである。出演者の年齢が低く、どうしても第3幕(宮殿の舞踏会)のディベルティスマンでは、重厚さが出にくいが、ルースカヤの安福絵梨子やチャルダッシュの奥田奈那子、ナポリターナの松岡希美らの溌剌とした踊りが全体を引き締めていた。
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| 『白鳥の湖』第3幕 福田圭吾 | 『白鳥の湖』第3幕 田中葵、山本隆之 |
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| 『白鳥の湖』第3幕 椙元園子(王妃) | 『白鳥の湖』第4幕 キム・ヨンシル、山本隆之、 ロマン・カジコフ |