ワールドレポート ~世界のダンス最前線~

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唐津 絵理 text by Eri Karatsu 
[2005.10.10]
From Nagoya -名古屋-

●愛・地球博は、フィナーレのイベントがいっぱい

9月25日に万博が閉幕した。6ケ月の開催期間中、EXPOドームやホール、また屋外の愛・地球広場などで数々の公演が開催されたが、 9月は、フィナーレの月間ということで、豪華なラインナップのパフォーマンスが目白押しだった。

まず、9月14日には、愛知県の週に設定された「愛知県ウィーク・パート2」にて、愛知県芸術劇場大ホールで上演されたダンスオペラ『UZME』が、万博会場用に手直しされて再演された。世界的なダンサーのファルフ・ルジマトフや白河直子、麻実れいが出演するということで、朝9時前から整理券を手に入れるために3000人近くが並んだが、どの観客もはじめてみる現代のダンスをからだで丸ごと楽しんでいるように見受けられた。祝祭的なテーマ、「天の岩戸」を扱った『UZME』は、半分屋外になったEXPOドームのような空間に相応しく、ここでしか味わうことのできない贅沢な時間に会場を埋め尽くした沢山の観客が酔いしれた。



『UZME』

また、19日には愛・地球広場にて、音楽とダンスの競演「森の中のパレード」が行われた。昨年10、11月に愛・地球博のプレ・イベントとして、愛知と東京で開催された近藤良平率いるコンドルズと50名の子供たち、そしてパーカッショニストの仙波清彦を中心にしたHANIWA BANDによるコラボレーション公演である。今回は待望の万博会場での再演ということもあり、ダンサー、ミュージシャン共に、さらに気合の入ったステージが繰り広げられた。プレ・イベントでは、スケジュールの都合で作曲だけの参加とでなった山下洋輔と愛知工業大学名電高等学校ブラスバンド部との即興ライブなど、今回だけの見所も多かった。そして、昨年よりひとまわり大きくなった子供たちは、コンドルズのメンバーと一緒に、張り出した舞台狭しと、踊り回った。

愛・地球広場を取り囲むグローバルループの上からも、ずらっと並んだ人垣、数千にも及ぶ観客に見守れて、大人から子供まで、そしてプロから学生、アマチュアまで、参加者130名によるアンコールは、最高潮の盛り上がりを見せた。もちろん、数千の観客から惜しみない拍手が贈られていたことはいうまでもない。



『森の中のパレード』