ワールドレポート ~世界のダンス最前線~

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関口 紘一 text by Koichi Sekiguchi 
[2005.07.10]
From Nagoya -名古屋-

●愛・地球博のガラ・コンサート「ロシア・バレエのスターたち」

 愛・地球博のロシア連邦ナショナルデーに、ボリショイ劇場のバレエ団のスターとオーケストラがガラ・コンサートを行った。 当日はウィークデーであったが、名古屋駅から地球博会場に向かう交通機関は混雑し、入場するだけでも長蛇の列で待たなければならない。

 オープニングは、ピャトニッキー記念国立民族合唱団の歌。記念式典が終ると、バレエ・ファンが少しでも良い席を取ろうとして、雪崩をうって入場してきた。
 ボリショイ劇場オーケストラがグリンカのオペラ『ルスランとリュドミーラ』序曲を演奏して、「ロシア・バレエのスターたち」の公演が始まった。
 まずは、『ライモンダ』よりグラン・パをコバヒッゼとツィスカリーゼが踊った。 そしてグラチョーワ、ペレートキン、アンドリエンコほかが『ジゼル』よりパ・ド・ドゥ、『エスメラルダ』『ボヴァリ』(振付:M・シェノン、音楽:ラフマニノフ)、 『瀕死の白鳥』『ドン・キホーテ』よりグラン・パなどが踊られた。

 第二部は『バヤデルカ』の太鼓の活力ある踊りで始まった。『白鳥の湖』第三幕よりパ・ド・ドゥ、ショパンの『ワルツ第七番』、グリゴローヴィチ振付の『スパルタカス』よりパ・ド・ドゥ、 『ロミオとジュリエット』よりバルコニーのシーンなどが踊られ、最後は『パキータ』よりグラン・パが華やかに踊られて、この日の記念公演は幕を閉じた。

 さすがにボリショイ劇場バレエのダンサーたちは、プロポーションが非常に優れているので、こうした劇場とはまた違った祝典的な会場でも見栄えがする。 とりわけ高いリフトは雰囲気を盛り上げるし、ダンサーもみんな堂々としていて、セレブレーションにふさわしいマナーを心得ている。 ボリショイ劇場バレエのもうひとつの顔を見た、そんな気持ちになったガラ・コンサートだった。
(6月17日、EXPOドーム)