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ブルーシャ西村 text by BRUIXA NISHIMURA 
[2014.09.10]

世界中のタッパーが集い、明るくポジティヴなエネルギーが横溢した「タップ&ソング」

Tap City 2014 タップ・シティ2014
American Tap Dance Foundation アメリカン・タップ・ダンス・ファンデーション
“ Tap & Song ” 『タップ&ソング』

ニューヨークで毎年夏に恒例の、タップ・シティ 2014 が開催されました。アメリカン・タップ・ダンス・ファンデーションが主催する、ニューヨーク・タップダンス・フェスティバルです。今年は7月5日から12日まででした。数々のタップ・ダンス公演が連日、上演されました。タップ・シティは、年々、規模が大きくなってきています。この組織は、明るく楽しくオープンな人々なので、とても良い雰囲気です。ニューヨークをはじめ世界中にタップ・ダンスを広めて、楽しむ人々を増やすことに貢献しています。

ny1409b_03.jpg Tony Waag  © Debi Field

私が見たのは、メインイベントの「タップ&ソング」の公演です。
音楽は生演奏で、ピアノ、ベース、ドラムスの3名のミュージシャンでした。
公演タイトルどおり、生演奏と歌が全編、続きました。多くの歌手も出演しました。それらの音楽に合わせてタップ・ダンスが繰り広げられました。休憩をはさんで15の演目が2部に構成されていました。それぞれ、振付家もダンサーも違います。プロのダンサーたちの他、タップ・シティ・ユース・アンサンブルの青少年たちも出演しました。
アメリカン・タップ・ダンス・ファンデーションの芸術監督、トニー・ワーグの司会で進行しました。ワーグご本人も振付をし、ソロでもタップ・ダンスをして、ウクレレを弾いたり歌を歌っていました。組織を導いている本人自らが、タップ・ダンスを踊ってみせて、その楽しさ、明るさ、健康的な良さなどを直接、人々に伝えて示していました。
女性たちが普通のトレッキングブーツをはいて出てきて、それでタップのような動きをしていました。語りを入れながら、身体や足も両手でたたいてリズムを刻んで、音を鳴らしていました。
サンバやラテンのリズムを融合させて、新しいタップ・ダンスを踊るマックス・ポラックとそのカンパニーも出演しました。ポラックは歌も歌い、個性的なタップの振付でした。
日本からは、熊谷和徳も出演しました。ギターと歌の生演奏に乗り、ソロでタップを刻みました。踊りというよりも、タップでリズムを細かく刻む、リズム・タップだと思いました。ゆったりしたリズムから始まり、超高速でタップを細かく刻み続けて盛り上がりました。タップの音は、凄く小さい音から強く大きな音まで、強弱の幅が大きくて、とてもメリハリがありました。早打ちが見事でした。すごい拍手に包まれました。
最後は、ブラジルのサンバのリズムで、タップを大勢で踏みました。女性2人組みがでてきて、タップで男女3名が踊っている周りや横で、カポエイラを披露していました。だんだんタップ・ダンスが激しくなり、サンバのリズムも激しくなっていき、同時に2人組のカポエイラの動きも激しくなっていきました。
明るくポジティブなエネルギーでいっぱいの、とても楽しい公演でした。
(2014年7月10日夜 Peter Jay Sharp Theatre)

ny1409b_01.jpg Kazu Kumagi  Photo Leslie Kee ny1409b_02.jpg Max Pollak Photo Lois Greenfield
ny1409b_04.jpg Tony Waag  © Debi Field ny1409b_05.jpg Tony Waag Photo Amanda Gentile
ny1409b_06.jpg Tony Waag Photo Amanda Gentile