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分厚い音と激しいリズム大迫力のフェスティバル、ダンス・アフリカ2012

Dance Africa 2012 ダンス・アフリカ2012
“One Africa / Many Rhythms” 「ワン・アフリカ/メニー・リズムズ」

毎年恒例のフェスティバル、「ダンス・アフリカ2012」は、35周年を迎えました。そのため、今年は例年よりも、公演数が多かったです。そして今年は全米各地からアメリカ国内のアフリカン・ダンスのカンパニーを招聘していました。(アフリカ本土のカンパニーはありません)5月20日から28日まで、BAMにて開催されました。
ダンス・アフリカは、ニューヨーク在住のアフロ・アメリカン(アフリカをルーツとする黒人)の方々のための祭典で、本格的なアフリカ音楽とアフリカン・ダンスの公演です。太陽のように明るい音楽とダンスです。この公演を観るととても元気になるので、私は大ファンで、できるだけ毎年欠かさず見ています。この期間中、会場のBAM周辺では、黒人の方々による屋台村も設置されます。様々な屋台は、黒人のソウル・フードや、アフリカの民族衣装などがあります。

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私が観劇したのは、5月26日の公演です。出演したカンパニーは3つで、Forces of Nature Dance Theatre(フォーシーズ・オブ・ネイチャー・ダンス・シアター)、Oyu Oro Afro Cuban Dance Company(オユ・オロ・アフロ・キューバン・ダンス・カンパニー)、BAM / Restoration Dance Africa Ensemble(バム/レストレーション・ダンス・アフリカ・アンサンブル)です。
フォーシーズ・オブ・ネイチャー・ダンス・シアターは、ニューヨーク・シティのカンパニーです。地球を癒すための踊りだそうです。アフリカ本土は広大な大地が広がり、大自然と共に人々が生きているからでしょうか。アフリカ音楽とアフリカン・ダンスは、自然を称えた表現が多いです。
男性ミュージシャンたち7名がジンベをたたき、すごい迫力でした。ジンベ7台が生み出すリズムは客席の隅々にまで響き、音が分厚くて、これだけで圧倒されてしまいました。激しいリズムに乗って、少女たちがこれまた激しいダンスを披露していきました。少女たちは4名のグループ、6名のグループ、5名のグループが順番に踊りました。力強い踊りでお尻をすごい速い速度で振っていました。
オユ・オロ・アフロ・キューバン・ダンス・カンパニーは、ミュージシャンたちが太鼓(コンガ、ジンベ)をたたき、女性のヴォーカルもありました。女性たちだけのダンスのあと、男性3人の長い棒を持ったダンスは、1人ずつ真ん中に出てダンス・バトルもありました。ほかにカマのようなものを持った踊りなどバラエティに富んだダンスが盛り込まれていて、アフリカン・ダンスらしく、迫力とスピード感がありました。
バム/レストレーション・ダンス・アフリカ・アンサンブルは、ニューヨークのブルックリンのカンパニーです。こちらもジンベなどパーカッションが6人だったので、音が分厚く激しいリズムで、大迫力でした。普段は、なかなかジンベ6台や7台の大所帯のアフリカ音楽を生演奏で聴ける機会が無いため、感動しました。
休憩をはさんで、上記のカンパニーが交代で何度か出演しました。
長いドレッドヘアーの女性が頭を獅子舞のように回して踊ったり、男性が女装してでてきて男性ならではの激しい力強い踊りをしたところでは、観客にとても受けていました・
(2012年5月26日夜 BAM)

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