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35周年記念を迎えたニューヨーク恒例の祭典、ダンス・アフリカ2011

Dance Africa 2011
ダンス・アフリカ2011

5月27日から30日まで、BAMにてダンス・アフリカ2011の公演がありました。私は27日に観に行きました。
これはニューヨークで毎年恒例の大きな祭典で、今年は35周年記念です。芸術監督はババ・チャック・デイビスという太陽のように陽気で明るい黒人男性です。毎年、アフリカからもダンスカンパニーを招聘していて、地元ニューヨークをはじめアメリカのアフリカン・ダンスのカンパニーも出演します。いつも音楽はすべて本格的な生演奏で、アフリカらしい太鼓など打楽器を多用して迫力満点です。
今年の公演のテーマは、「アフリカン、キューバン、& アメリカン・リズムズ」です。
出演したカンパニーは、キューバのバレエ・フォルクロリコ・デ・クトゥンバ、フィラデルフィアのクル・メレ・アフリカン・ダンス&ドラム・アンサンブル、ニューヨークのブロンクスのバンバラ・ドラム・ダンス・アンサンブル、BAM・レストレーション・ダンスアフリカ・アンサンブルです。休憩をはさんで2幕で構成されていました。

ババ・チャック・デイビスは舞台上で挨拶をし、司会もしていました。彼が出てくる度にいつも会場はパッと明るく元気になります。
次に、毎年恒例の「メモリアル」からプログラムが始まりました。これは、大勢のろうそくの火を持った人々が現れて、ダンスアフリカにつながりのある黒人のご先祖様たちの名を次々に読み上げ、お祈りをする儀式のようなものです。

ny1107b01.jpg Photo:Julieta Cervantes

キューバのバレエ・フォルクロリコ・デ・クトゥンバは、音楽は太鼓が多くいる生演奏で、ボーカルとコーラスの男女も大勢居ました。フリルの多いスソの長いドレスを着た女性たちが、スカートのスソを両手で持ってはためかせながらアフリカンダンスのように踊っていました。スカートをものすごい速さで広げながら、回転し続けていて、大きくスカートが広がったその度に、客席は大拍手でした。音楽も踊りも激しく早くなりました。

フィラデルフィアのクル・メレ・アフリカン・ダンス&ドラム・アンサンブルも、女性ダンサーたちは同じようなギャザーが多くてスソの長いロングドレスを着ていました。叫びながらそのスカートのスソを持ってはためかせながらアフリカンダンスをしました。太鼓たち、コーラス、ボーカルの音楽がだんだん激しく早くなり、踊りもとても激しい熱いものでした。白いパンツを着た男性ダンサー3人も激しく踊りました。

ニューヨークのブロンクスのバンバラ・ドラム・ダンス・アンサンブルは、一人がお面と腰みのをつけて1m以上床から離れているような竹馬をはいて、激しく踊っていました。これはすごかったです。他には、女性ダンサーたちが大勢でてきて、お尻をすごい速さで振って激しく踊りました。ときどき4名とか5名、7名のグループででてきて踊っていました。
音楽は、太鼓は7名で頭にたてがみのような冠をつけていました。途中、とても良く通る声の女性が歌いながら出てきて、上手でした。途中、女性ダンサーたちが順番に一人ずつ、激しいダンスバトルもありました。
最後は女性たちが20名くらいと男性2名のダンサーが出てきて、みんな飛び跳ねて激しく踊り、パッと止まってポーズをキメました。
(2011年5月27日夜 BAMのHoward Gilman Opera House)