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アルミタージュ・ゴーン! ダンス

1月22日から27日まで、ニューヨークベースのカンパニー、アルミタージュ・ゴーン! ダンスの公演がありました。

『コノイソーズ・オブ・カオス』エダ・メグミ

キャロル・アルミタージュが、2005年にニューヨークに戻って設立したダンス・カンパニーです。その前は彼女はヨーロッパ中心に海外で15年間活躍していました。彼女のスタイルは“パンク・バレエ”と呼ばれるようになり、ニューヨークのアートシーンでは常に注目されてきました。マドンナやマイケル・ジャクソンの振付も行った経歴があります。映画、美術、音楽をはじめ、著名ファッションデザイナーのジャン・ポール・ゴルティエやクリスチャン・ラクロワなどとも前衛的なコラボレーションを行ってきました。振付家やダンサーという枠に留まらず、アーティストのような活躍ぶりです。とても、ニューヨークらしいダンスカンパニーです。

上演作品は、『コノイソーズ・オブ・カオス』 で、振付はキャロル・アルミタージュによるものです。今回が世界初公演でした。日本人ダンサーの、エダ・メグミも出演しています。松山バレエ団出身で、イリ・キリアンやリンゼイ・ケンプにも参加していたダンサーです。

振付は、クラシックバレエベースのコンテンポラリーでした。場面の移り変わりが多くてメリハリがあって、詩的な感じです。音楽は不協和音が続いたような現代風の音楽でしたので、耳には心地よくなかったです。

ダンサーで一番目立っていたのは、すごく小柄な男性、Leonodes D.Arponです。イスラエル生まれのフィリピン人です。男性ダンサーでとても小柄というのはハンディーになりがちでしょうけれど、それを全く感じさせないような堂々とした踊りで、気持ちがよかったです。身体能力が高くて、敏捷性も秀でていました。

『コノイソーズ・オブ・カオス』『コノイソーズ・オブ・カオス』