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●ニューヨーク・シティー・バレエの三つの小品集


 11月26日から1月2日まで、毎年恒例の『くるみ割り人形』の公演が続きました。その直後からの、2005年冬のレパートリーの公演は、1月4日から2月27日までです。 今月は、1月14日と22日の公演を観ました。22日のほうは大雪で外に出たくない夜でしたが、渋々出かけたら、 なんとすぐ近くの席にABTのプリンシパルであるアンヘル・コレ―ラが座っていたので、びっくりしました。 いつかインタビューをお願いしたいと考えていたので話し掛けたら、「喜んで!ついこの間、1月に日本に行ったばかりなのです。 チャコットのインタビューなら、ユリコ・カジヤの号を僕たちも見ましたよ」なんて言っていました。 ABTの仲間で、チェックしていたのですね。これには驚きました。ですから、インタビューのO.K.をいただくのに話が早かったです。このコラムを続けた甲斐がありました。 そのうち、スケジュールが合うときにアンヘルのインタビューも実行しますね。お楽しみに。

 さて、1月14日の公演は3つの小品集で、最初は『ラ・ソース』(ジョージ・バランシン振付)。バランシンらしい、とても可愛らしい振付でした。 2つ目は、『トド・ブエノス・アイレス』(ピーター・マーティンス振付)で、ピアソラ作曲のタンゴを使ったものでした。生演奏だったので、とてもゴージャスで迫力がありました。 ABTのプリンシパルを長年務めるフリオ・ボッカが主役で特別出演していました。女性の衣装がとても大人っぽいドレスで、黒いトウシューズと合わせていて、格好良かったです。ボッカと女性のペアの踊りや、ボッカのソロがたくさんありました。バレエとタンゴを合わせたような作品です。 3つ目のカーニバル・オブ・ザ・アニマルズは、クリストファー・ウィールドンの振付で、笑わせる箇所もあって、とても面白い作品でした。これは何回でもまた観たいと思いました。衣装もとてもお洒落で美しかったです。いろいろな動物が、次々に出てきました。ニワトリ、カメ、象、ネズミ、カンガルーなどです。特に、アクアリウムの踊りが一番気に入りました。衣装が半透明の水色のラメで、照明に当たってキラキラしていてとても美しく、水の中を思わせるものでした。人魚が特に美しかったです。

 22日は、『オクテット』(ピーター・マーティンス振付)、『アフター・ザ・レイン』(クリストファー・ウィールドン振付)、『スクエア・ダンス』(ジョージ・バランシン振付)。
 特に『アフター・ザ・レイン』は初演。衣装はシンプルなグレーのレオタード。数人が、180度開脚のアラベスクで静止するところから始まり、さすが実力派で難しい振付が多かったです。全員手足が長いので迫力がありました。速い曲とゆっくりの曲を使っていました。トウではなく、バレエシューズで、コンテンポラリーの振付でした。男女ペアの時はリフトを多用していました。

『トド・ブエノス・アイレス』


『アフター・ザ・レイン』