ワールドレポート ~世界のダンス最前線~

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●サヴィオン・グローバーが4人のジャズミュージシャンをバックに踊る

9月9日から12日に、ダウンタウンで開かれていた、「イヴニング・スターズ」、ワールド・クラス・ダンス・アト・ザ・バッテリーに行きました。こちらは無料で一流のダンサーの野外公演を観ることが出来る素晴らしいプログラムです。私は10日に、現代のタップダンスの第一人者であるサヴィオン・グローバーの公演を観ました。
グローバーは、大ヒットしたブロードウェイミュージカル『ブリング・イン・ダ・ノイズ、ブリング・イン・ダ・ファンク』の振付で、1996年にト二―賞を受賞しました。この年同時に、この作品によって、ドラマ・デスク・アワード、ジ・アウター・クリティクス・サークル・アワード、1996ダンス・マガジン・コレオグラファー・オブ・ザ・イヤー・アワードなども受賞しました。グローバーは12歳で、『ザ・タップ・ダンス・キッド』でブロードウェイ・デビューをしました。そして13歳で、“タップ”で映画デビューし、グレゴリー・ハインズとサミー・デイヴィス・ジュニアとともに出演しています。1997年には自身のダンスカンパニー、“NYOT‘S”を結成し、国際的に活動しています。2001年にも新たなカンパニー、“TiDii”を結成しました。
この日の彼の公演は、ダンサーは彼1人で、4人のジャズミュージシャンたちの生演奏をバックにして、タップを一つの打楽器のように使って、セッションのような感じで踊りました。ミュージシャンは、ドラムス、ピアノ、ウッドベース、サックスです。昔ながらのビ・バップも少しはありましたが、ほとんどがフリージャズのスタイルでした。ファンクっぽい曲もありました。天性の、抜群のリズム感で複雑なリズムをタップで刻み、素晴らしかったです。とてもかっこよくて、気持よさそうに踊っているので、私もちょっとタップを習ってみたくなりました。タップは、色々なステップを覚えなくてはならないので、複雑そうです。身体の姿勢は前かがみで、手はぶらぶらさせていました。彼のダンスカンパニーの公演も、いつかぜひ観てみたいです。