ワールドレポート ~世界のダンス最前線~

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●中東のダンスと演劇が混然とした、イン・サーチ・オブ・ア・ゴッデス

 さて、今回はちょっと変わった公演のレポートです。タイムズスクエアの小劇場ザ・デュークで6月10日から20日まで行われた、『イン・サーチ・オブ・ア・ゴッデス』です。これは、中東のダンスと演劇が混ざった面白い作品でした。ノンストップで1時間半弱くらいのものです。副題には、神聖な魔女のインスピレーションとつけられていました。脚本はアンドリュー・フランクと、フラン・キルムサー、監督はアンドリュー・フランク、プロデュースはフラン・キルムサーです。出演者は、主役の俳優が3人、その他の俳優が6人、ダンサーは8人です。主演のダンサーであるダリア・カレーリャは、30年のキャリアのある世界的に知られた中東ダンスのインストラクター・パフォーマー・振付家です。彼女のダンスは、エジプト、モロッコ、チュニジア、トルコ、レバノン、アルジェリアのものが中心です。他にも彼女のバックグラウンドにはスパニッシュ、インディアン、アフリカン、サンバ、サルサや他のラテンダンス、ジャズダンスやバレエもあります。私は中東のダンスを生で観たのは、今回が初めてです。

ニュージャージー出身のパフォーマーでアメリカ文化のパイオニアであったルース・セント・デニスが、1900年代初頭に女神イシスと古代エジプトのポスターを見て、インスピレーションを広げる話です。2004年の地下鉄内のシーンから1904年のバーカウンターのシーンに飛び、中東のシーンへと行き、ダンスが繰り広げられました。女性ダンサー達は、ゆっくりした動きで、手のひらを上に向けて、親指と人差し指をゆるめてちょっと上に向けていました。長い2メートルかそれ以上の長さの、色とりどりのシルクのスカーフを手に持ち、それを使って円を描くように動かしたりしていました。ベリーダンスのようなセクシーな踊りもありました。腰をクネクネと回したり振ったりして、お腹をプルルン、プルルンと振って踊っていました。