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船引怜美 text by Remi Funabiki  
[2004.04.10]

ノーザン・バレエ・シアターのニュープロダクション『真夏の夜の夢』

ノーザン・バレエ・シアター芸術監督デヴィット・ニクソン演出・振付『真夏の夜の夢』がロンドンのサドラーズ・ウェルズ劇場で上演されました。 ノーザン・バレエ・シアターは英国のリーズに本拠地を置くツアーリング・カンパニーで、『蝶々夫人』、『嵐が丘』など演劇性の高い作品で人気があります。

高橋宏尚(熊川哲也のいとこ)、『蝶々夫人』で2003年ローレンス・オリヴィエ賞受賞の長尾千晶、雨森景子(鈴木和子バレエ出身、ハンブルグ・バレエ・スクール)、 神田彩名(岸辺光代バレエ出身、セントラル・スクール・オヴ・バレエ)などの優秀な日本人ダンサーが活躍しています。

ニュープロダクション『真夏の夜の夢』は、『ロミオとジュリエット』の本番を明日に控えたあるバレエ・カンパニーのリハーサル・シーンから物語が始まります。 古典的『真夏の夜の夢』のストーリー、登場人物、人物描写を重ねながら、現代版の『真夏の夜の夢』を繰り広げます。 マシュー・ボーンの『くるみ割り人形』やミュージカル風の舞台効果、衣裳デザイン、演出、構成、様々なダンスの要素を取り入れ、 キャラクターの感情描写そのもののムーブメントに舞台の完成度の高さを感じさせました。ダンサーのテクニック、 演劇的表現力の高さがあってこそ表現される作品です。雨森景子は素晴らしいテクニックと表現力でハーミア(カンパニーのプリンシパル役)を好演、 すべてのダンサーたちのエネルギーあふれる踊りが印象的でした。

ディジレ・サマイ(タイターニア)
アダム・テンプル(ボトム)

上より、雨森景子(ハーミア)、ジョナサン・オリヴィエ
(ライサンダー)、クリストファー・ヒントンールイス
(ディミトリウス)、ピッパ・モー(ヘレナ)


ディジレ・サマイ(タイターニア)、
高橋宏尚(オーベロン)


雨森景子(ハーミア)、
ジョナサン・オリヴィエ(ライサンダー)