
意外と知っていそうで知ら
なかった。間違って覚えてしまっていた。ど忘れしちゃって思い出せない!!
困った場面に遭遇したあなたに、安心していただきましょう。
「今さら恥ずかしくて聞くに聞けないよ…」。そんなダンスや舞台に関す
る用語を集めてみました。 |
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パッセ・ルティレ(仏/passé・retiré)
アン・デ・オールに開脚し、片足のつま先を軸足の膝に付けてバランスを取るポーズ。
ちょうど脚で三角形を描きヨットの帆のような形になりますよね。このポジションは「ルティレ」です。「パッセ」とうっかり間違えて覚えてしまいそうですが、パッセはあくまで、ルティレを通過する動きの名称です。
告白すると、私も長いこと間違って覚えていたような…。例えば5番ポジションにしていた前足のつま先を足首につけ、そこから膝まで引き上げて後ろへ入れる。これがパッセをする、ということになります。つま先を膝につけるときは、かかとを前方に押し出すことをお忘れなく。さもないと、鎌足になってしまうのです。
ピルエットをするときも、ルティレをしますよね。小さな頃、外国の先生の夏期講習会を受ける機会があったときの話です。センターでピルエット・アン・ドゥオールをしました。すると、先生から「文葉、もっと脚を上げて!」との注意が。私の右のつま先はしっかりと膝を指しているというのにおかしいなぁ?と思いつつ、もうちょっと引き上げてみると、「That'
sit!」。私が膝と思っていたのは、膝の下だったのです。ほんの5?程度の差なのですが、体全体が数段引き上がった感じ。おしりを持ち上げちゃだめなので、腹筋におのずと力が入るわけですね。
クペは足首、ルティレは膝の真ん中。美しい三角形を目指して、股関節を柔らかくしないと!
エカルテ (仏/écarté)
「離れた」という意味を持つ仏語。
前回、クロワゼ、エファッセとポーズに関する用語について触れました。前回が前後に関するものであれば、今回のエカルテは横オンリー。正面に向かって左斜め45度に体をふり、足を5番。そこから横方向、正面から見れば斜め45度前方に右足を出すと、エカルテ・ドゥヴァン。そのまま左足を横に出すとエカルテ・デリエール。
ちなみに、アン・ファスで横に足を出したり上げたりする場合はエカルテとは言わず、「2番に」の意味を持つア・ラ・スゴンド é la
secondeです。エカルテ・フェッテ。これ、イタリアン・フェッテの正式名なんですよ。なぜ「イタリアン」と呼ばれるようになったかというと、イタリアの振付師エンリコ・チェケッティ(1850-1928)が生み出したから。
動作は斜め前方にデベロッペ。これが、エカルテ・ドゥヴァンの方向。そして、上げた脚を振り子のようにフェッテし、アチュチュード・クロワゼ・デリエールしながら振り返る。そこからまた、エカルテ・ドゥヴァン、アチュチュード・クロワゼ・デリエール、エカルテ・ドゥヴァン…と繰り返されます。
エカルテのポジションでは、横斜め上や横斜め下に顔をつけることがよくあります。首のラインも美しく見せたいものですね!
余談ですが、エカルテはトランプゲームの一種で19世紀のパリのカジノで盛んだったもの。エカルテは「捨て札された」という意味になるそうです。! |
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