
意外と知っていそうで知ら
なかった。間違って覚えてしまっていた。ど忘れしちゃって思い出せない!!
困った場面に遭遇したあなたに、安心していただきましょう。
「今さら恥ずかしくて聞くに聞けないよ…」。そんなダンスや舞台に関す
る用語を集めてみました。 |
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花道(はなみち)
歌舞伎劇場特有の機構。通常、舞台下手側に一本、客席に向かって舞台の延長で道が造られています。演目によっては特別、両花道使用なんてこともあります。日本舞踊の最高峰「京鹿子娘道成寺」を二人で舞う場合とか。花道の由来は、能舞台の橋掛りから来たという説と、舞台役者に「纒頭(こんどう)」と呼ばれるお祝儀(花)を贈るために設けた歩み板から来た説とあるそうです。役者が見得を切る演出も花道の「七三」で決められると、歌舞伎ってかっこいい!って素直に思えるし、客席に話しかけるお遊びも花道の上からだとより楽しいし。割増効果を生む、特別な場所ですね。宝塚歌劇団の劇場には、花道と似た効果を生む空間、“銀橋(ぎんきょう)”がありますが、西洋発祥のバレエやオペラにはない演出概念でしょう。また、市民会館などで見かける舞台両サイドに作りつけてある短い花道は、戦後から80年代に乱立した「多目的ホール」ならではのもの。歌舞伎もバレエも演劇も、合唱コンクールもエライ人の講演会も何でもこい!…ですが、やはり、花道は客席をまっすぐ通らないと、感動薄くなりますよ。仕方がないですけどね。この短い花道も商業演劇以外では使われる機会があまりないかも。ただ、先日、カーテンコール時ですがバレエの公演で使われる場面に出くわしました。客席から花束を受け取るためギエムが花道まで出てきてくれた、それだけですが、これも花道本来の用途かな?
タランテラ(伊/tarantella)
民族舞曲シリーズ第2弾。南イタリア生まれで、8分の3拍子か6拍子のテンポの速い躍動的なのが特徴です。もともとはカスタネットやタンバリンなどを用いた踊りの曲だったのが、19世紀以降、芸術音楽に洗練されていきました。特にショパンやリストの作品が有名です。タランテラの由来は、タラント地方で生まれたという他に、「タランチュラ」という毒蜘蛛から来たという説があります。17世紀、毒蜘蛛に刺されたらタランテラを踊り狂い、汗と一緒に毒を体外に排出させたという言い伝えがあるとか。さらには「タランティスモ」という病気にかかると信じられていたそうです。先日、女性解放論を呼び起こした社会劇、イプセン作の『人形の家』の改訂版(日本に舞台を移したもの、鈴木裕美さん演出)を見に行きまして。にっちもさっちも行かなくなった妻が「タランテラを練習しなくては!」とぎりぎりの精神状態で夫に立ち向かうシーン。踊って夫の気を紛らわせるほかに、タランテラの踊りの解毒作用で事態が好転すればいいと願ってたのかしら?
バレエのタランテラは、ブルノンヴィル振付『ナポリ』第3幕の“タランテラ”が有名。パ・ド・シスとともにしばしば独立して上演されています。バランシンの振付『タランテラ』(音楽:ゴショークGottschalk)もよく知られてますね。
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