
意外と知っていそうで知ら
なかった。間違って覚えてしまっていた。ど忘れしちゃって思い出せない!!
困った場面に遭遇したあなたに、安心していただきましょう。
「今さら恥ずかしくて聞くに聞けないよ…」。そんなダンスや舞台に関す
る用語を集めてみました。 |
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シンコペーション(英/syncopation、sincope/伊、syncope/仏)
日本語では、切分音。音楽用語辞典を見ると、「同じ音高をもつ弱部の音と強部の音が結ばれ、弱部が強部となり、強部が弱部となって、強弱の位置が変わること」とある。私はとってもアバウトに、「リズムを先取りすること」なんて解釈しちゃってました。前の小節の最後を先取りし小節の1拍めとつなげる手法のことだと…。本当に感覚的すぎておハズカシイ。ジャズのスイングはこのシンコペーションのせいなんですね。リズムが揺れて、ニュアンスがかわって、よりダンサブルになる。チャイコフスキーの「白鳥の湖」にも、シンコペーションで踊るところがあるそうなんですが。ぱっと思いついたのは、第2幕のオディールの踊りです。夜明けの訪れとともに人間へ戻ってしまう前、上手奥より斜めにフェッテアチュチュードを連続で行いながら登場するところ。また、シンコペーションはバランシンの振付の大きな特徴でもあります。ガラ公演でおなじみ『チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ』の女性ヴァリエーションでは、ところどころ音楽と動きをシンコペーションさせることで有名です。緻密なカウントで細部の細部までリズムが計算し尽くされているので、踊り手にはとても難しい。観ているだけならリズムの海を泳いでいるようで、自然と高揚してくるし楽しいんですけどね。それから、バランシン独特のリズムを堪能できるのにオススメなのは、『アゴン』の女性ヴァリエーション。短いけれど濃厚。リズムに翻弄させられそうになります(笑)。余談ですが、仏語のsyncope(サンコプ)は、仮死、気絶といった意味もあるらしい!
マズルカ(全国共通/Mazurka)
バレエ作品で、『コッペリア』や『白鳥の湖』の第3幕で踊られる「マズルカ」は、ポロネーズと同様、ポーランドを代表する民族舞曲の種類のひとつです。男女ペアが最初は舞台に大きな円を作ってから始まります。マズルカと聞いてショパンのことを思い出した方もいるかもしれません。祖国を愛した彼は、60近い情緒あふれる「マズルカ」を作曲し舞曲を芸術作品にまで洗練させました。風光明媚な「マゾヴィア地方」が起源とされ、マズル、オベレック、クヤヴィアクという3種類があります。18世紀半ば頃からロシアや西欧の社交場にも広く伝播しました。最初は3/8拍子でゆっくりだったのが、3/4拍子が標準になりテンポアップ。貴族に愛された優雅なポロネーズに比較して「ちゃきちゃきした」イメージです(笑)。庶民に愛された庶民の曲ですから。リズムは主に第2拍か第3拍が強くなりますが、小節ごとにまちまちです。
個人的に、「チャルダッシュ」と「マズルカ」がごっちゃになったり、どこの国の舞曲だったのかど忘れしたり…。「チャルダッシュ」はハンガリー。しかも、ジプシー音楽で、ゆったりした前半「ラッサン」と速くなる後半「フリスカ」とで曲調が変わります。どちらもプライド高そうに踊ってますよね、チャルダッシュって。
グラン・パ・ド・ドゥ(仏/Grand
Pas de Deux)
バレエ用語。“パ・ド・ドゥ”と“グラン・パ・ド・ドゥ”は、男女二人の踊りであることに変わりはないのですが、“グラン〜”は特別な約束(形式)があります。プティパが19世紀に確立しました。《1.アントレ(登場)》−《2.アダージョ(男女)》−《3.男性ヴァリエーション(ソロ)》−《4.女性ヴァリエーション(ソロ)》−《5.コーダ(再び男女)》の5パートで構成されています。プティパがバレエ界に革命を起こす前、たとえば、『ラ・シルフィード』や『ラ・フィーユ・マル・ガルデ』、『ジゼル』などでも普通のパ・ド・ドゥは存在しました。では、何が変わったか。形式の有無の他に、踊り手、作品での重要度が違います。主役二人が踊る部分で、技術的に高度なパ(振付)で構成され最も華やか。物語の筋に沿った演出になっているものの、踊りそのもので観客を楽しませる要素が強くなっています。各パートの特徴は、アダージョでは、男性のサポートで女性を見せるための振付で、アラベスク・ピルエット・高度なリフトなど女性の優雅さを引き出します。それぞれのソロパートは、男性は跳躍・回転でダイナミックさを強調し、女性は軽やかさ、繊細さ、優美をアピール。コーダは、競技会さながら、難易度最高の回転技などを男女で披露しあいます。その後二人そろってFin。1から5まで、どんどん観客も熱くなっていきます。見終わったときは爽快な気分です。一時期、技術至上主義に反発したくて表現力のある人が好きだったのですが、ガラ公演などで、超人的な技を見せつけられてしまうと心底楽しみ憧れてしまう自分がいました、ハハハ。
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