キャストの皆さんが口々におっしゃっていたのは素晴らしい音楽のこと。新妻さんによると「聴いて天国、歌って地獄」とのことでしたが、それぞれの登場人物が気持ちをのびのびと歌で表現している上に、鈴木さんが教えて下さった「電子音が全くない」というオーケストラが奏でる音楽。又、G2さんが「唐突に歌い出す違和感」を払拭するために「芝居の時も歌の時もキャラクターや状況が連続している必要がある」、とおっしゃっていたように台詞と歌が自然に混ざり合って物語が進んで行きます。舞台では流れるように転換が行われ暗転がないのが特徴です。ぜひ会場でイタリアの街の中にいるような心地よさを味わって下さい。
1953年という時代設定の中でも、テーマは普遍的。異国での言葉の通じないもどかしさ、文化の違い、それでも大好きな人。若い二人を中心に彼らを取り囲むひとりひとりの人生。それを表現する歌。ぜひ劇場で体験してみて下さい。
年末のせわしない、落ち着かない気持ちを明るくしてくれる、暖かい日だまりのような作品だと感じました。
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