マラーホフ・ベルリン撮影記
2日目はカレンダー用の撮影です。

主役はバレエ学校の子供達。
当日の昼間、バレエ学校で撮影に参加する生徒達がレッスン中のクラスを見学しました。
先生はロシア人。ピアノは生演奏。フロアレッスンの真っ最中でしたが、私たち取材スタッフが教室に入って行くと、すかさず生徒達が椅子を用意してくれました。
全員水色のノースリーブレオタードにトゥリボンを縫いつけた白いバレエシューズ。
ケガでレッスンができない子も2人、見学していました。
踊れないからと言ってお休みはしていられないのですね、とても熱心にクラスに見入っており、手の動きだけは一緒に練習していました。
先生の声と共にクラスはテンポ良く進んでいきます。
終了後も自分たちで鏡を見ながらチェックを欠かしません。
先生に注意されたところがなかなか出来ないのか、泣き出してしまった子もいましたが、それでもしっかり自分で練習をしていました。


撮影にはこのクラスから7人の女の子と、ボーイズクラスから5人の男の子が参加してくれました。
メイクをしてもらい、カメラマンのハンス氏から今日の撮影の内容を説明され、はしゃいでいるようすでしたが、そこへマラーホフさんが登場するとみんな一斉に背筋がピーンと伸び、緊張した表情になりました。
バーを使ったポーズや、フロアでのポーズ、そして男女のペアのポーズなど、マラーホフさんに直接指導してもらえるのがとても嬉しそうでした。
ペアのポーズの時は、まだ少しぎこちない様子でバランスを崩す一面もありましたが、実はまだペアで踊る練習はしたことがなかったそうです。
それでも上手にタイミングを合わせて、シャッターの瞬間にはポーズを決めてくれました。
抜群のスタイルときれいなポーズ、そしてなんといっても可愛らしい笑顔。
来年のカレンダーに存分に登場しますので、楽しみにしていてください。

そしていよいよ最終日。

この日はマラーホフさんと、ポリーナ・セミオノワさんの撮影です。
実はポリーナさんは前の日まで、イングリッシュ・ナショナル・バレエに客演しており、当日の午前中にイギリスからベルリンへ戻ったばかり。
しかし、疲れも見せず笑顔でやって来てくれました。

メイクをすませ、てきぱきと髪をまとめMALAKHOV by Chacottこの秋の新作ウェアに着替えます。
ワイン色のレオタードとタイツ、ボーダーのニットのコーディネイトで現れると、マラーホフさんは日本語で「かわいい」と一言。
マラーホフさんはかなりたくさんの日本語を覚えていらしていて、撮影中も頻繁に日本語で感情表現をされていました。

白いチュチュ・ボンを着けてポーズをとったポリーナさんはまるで白鳥のオデット。
そう感想を伝えると「昨日まで踊っていたから、まだ白鳥の気分が抜けないの」とにっこり。

ソロショットの撮影では次々にアイデアを出し、鏡で入念にチェックしながら、きっちり完璧なポーズでこなしていきます。
軸足をポアントにしたままのアラベスクでも、かなり長くバランスをとっていられるのはさすが。
マラーホフさんも斬新な動きを取り入れながら、次々とポーズを決めていきます。
二人ともお互いのポーズを真剣に眺めながら、提案したりチェックしたり。
ペアでの息もぴったりです。
どこをとっても、どの角度から見ても、とにかく美しい二人にスタッフ一同拍手。
とても素敵な写真が撮れました。

最後に、今回現地での通訳をお願いしたバレリーナの針山愛美さんをご紹介します。
針山さんは13歳でワガノワ・バレエ学校に短期留学、16歳でボリショイ・バレエ学校に3年間留学した後、モスクワ音楽劇場バレエ(ロシア)、エッセン・バレエ(ドイツ)、インターナショナルバレエ、サンノゼバレエ、ボストン・バレエ団(アメリカ)、と世界各地のバレエ団に入団し海外で活躍を続けてきたバレリーナ。
そして、8月からはこのベルリン国立バレエ団の一員となりました。
この撮影の頃には既に入団が決まっていた針山さんはレッスンにも参加しているということで、劇場やスタジオにも詳しく、また英語の他ロシア語も話されるのでとても助かりました。
バレエショップやバレエ学校など、ベルリンの街も案内していただき、ベルリンでのダンサーの生活をほんの少し垣間見ることもできました。

世界各国で活躍してきた針山さんに、次の場所をなぜこのベルリンに決めたのか聞いてみました。
すると「やっぱりマラーホフさんがいるから」と。
ダンサーでもあり、芸術監督でもあるマラーホフさんがトップにいることで、このベルリン国立バレエ団は雰囲気がとても良いそうです。
レッスン中もこの撮影の間のように明るく、何より踊ることが楽しめる環境はとても魅力的だそうです。

9月から本格的に始動した新生ベルリン国立バレエ団、来年6月には来日公演も決まっています。
今後がさらに楽しみなこのバレエ団のようすを、この撮影のショットからみなさまにお届けできればと思います。
チャコットのさまざまなビジュアルの中に登場しますので、ぜひご期待ください。

◆2005年版チャコットカレンダー10月発売。同時に2005年「MALAKHOV by Chacott」カレンダーも限定発売されます。みなさまどうぞお楽しみに!

ベルリン国立バレエ団 http://www.staatsoper-berlin.org/


 

 

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