ニューヨークのスラム街。ボールルーム・ダンサーで教室も経営しているピエール・デュレイン(アントニオ・バンデラス)は、路地に駐車している車をめちゃくちゃに破壊している高校生をみる。
翌日、ピエールは落ちこぼれが集まる高校に行って、「生徒の更生に役立ちたい」と申し出る。しかも、ボールルームダンスを教えて生徒を更生させたい、というのである。校長はあきれるが、続かないだろうと思いつつ特別講師に任命する。
ピエールは、ヘッドスピンを使って自由に動き回るストリートダンスにしか興味のない、極め付けのワルたちに毎日、辛抱強くボールルームダンスを教え始める・・・。
これは実話に基づいた物語である。
ピエール・デュレインは、英国バーミンガムでボールルームダンスを始め、ロイヤル・アルバート・ホールで行われた「デュエル・オブ・ザ・ジャイアンツ」に優勝。その後も多くのタイトルを獲得している。また、イボンヌ・マルソーと組んで、ブロードウェイ・ミュージカル『GRAND
HOTEL』の振付を担当。アステア賞を受賞している。また、アメリカン・ボールルーム・シアター・カンパニーの創設者であり、スクール・オブ・アメリカン・バレエやジュリアード音楽院にもクラスを持っている。そして現在、ニューヨーク市の公立学校でボランティア・クラスを開いて監督も務め、毎年、およそ7,500名もの子供たちにダンスを教えている、といった人物である。
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