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関口 紘一 
[2016.06.27]

英国ロイヤル・バレエ団が熊本地震の被災地で、子どもたちを招いてワークショップを開催

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英国ロイヤル・バレエ団の来日公演は、6月16日より東京公演が始まりケネス・マクミラン振付『ロミオとジュリエット』を終え、22日からピーター・ライト版『ジゼル』が始まった。そして24日は、ナターリヤ・オシポワがジゼル、マシュー・ゴールディングがアルブレヒトを踊った。また、先日プリンシパル・ダンサーに昇格したばかりの高田茜はパ・ド・シスを踊って爽やかな印象を残し、喝采を浴びた。この後、高田茜は訪日公演の千秋楽となる福山市公演でもでもパ・ド・シスを踊る予定。
24日の公演では、もう一つニュースがあった。芸術監督ケビン・オヘアから、今回の来日公演の機に、熊本地震の被災地の子供たちを招いて、英国ロイヤル・バレエ団は教育プログラムを行う、という発表があったのだ。このプログラムはより多くの人たちにバレエを体験してもらうために、英国や海外公演先でしばしば行っている。今回の来日公演に際して、既に京都と静岡でこの参加型教育アウトリーチ・プログラムを実施している。
今回さらに熊本県知事、在日英国大使館、外務省、熊本県劇場、ブリティッシュカウンシルの協力を得て、英国ロイヤル・バレエ団が熊本地震被災地の子供たち400名を招いて、6月27日(上益城郡の嘉島町立嘉島中学校、熊本バレエ研究所)と28日(熊本市ルーテル学院中学校)の2日間にわたり、ワークショップを行う。日本公演中の『ジゼル』に関連させながら、ワークショップを行い、地震の被害に遇った子どもたちを勇気づけ、インスピレーションを与えたい、として開催される。27日には福岡県出身の崔由姫とプリンシパルのニーアマイア・キッシュが参加してデモンストレーションを行う、という。
急遽、『ジゼル』公演会場の東京文化会館で休憩時間を使って記者発表を行った芸術監督のケヴィン・オヘアは、「熊本県の震災のことはもちろん知っていたが、来日して被害の深刻さをさらに知り、このアウトリーチ・プログラムを行う」という。教育部門担当のデヴィッド・ピカリングも積極的にこのプログラムを推進している。

(当日の写真を追加しました。2016.6.29)

 
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1606rb_ws1.jpg Photo:熊本県立劇場提供