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関口 紘一 
[2014.11.27]

ボリショイ・バレエ団が来日し、ダンサー8名とウーリン総裁が記者会見を行った

ボリショイ・バレエ団が来日し、ウラジーミル・ウーリン総裁以下8名のダンサーが顔を揃え記者会見が開かれた。

141120_02.jpg ウラジーミル・ウーリン総裁

カンパニーは既に、昨夜19日に栃木県宇都宮市の総合文化センターメインホールで『白鳥の湖』公演を行っており、この日、20日夜もオーチャードホールで『白鳥の湖』公演の予定が入っていたため主演のスヴェトラーナ・ザハーロワは参列することができず、本番の合間をぬってのカンファレンスとなった。
ザハーロワは姿を見せなかったが、マリーヤ・アレクサンドロワ、エカテリーナ・クリサノワ、クリスティーナ・クレトワ、アンナ・ニクーリナ、ルスラン・スクヴォルツォフ、ウラディスラフ・ラントラートフ、セミョーン・チュージン、デニス・ロヂキンの8名の美形が揃って姿を現し、拍手で迎えられた。

訪日して17公演を行うにあたって、ボリショイ劇場のウーリン総裁が最近のボリショイ・バレエ団の動向を紹介した。それによると、今年はロンドン、パリ、ニューヨークとツアーした。ロシアに帰国すると間もなく、グリゴローヴィチが再振付けした『愛の伝説』のプレミアがあり、新作は『ハムレット』。さらに27歳で夭逝した19世紀ロシアの詩人、ミハイル・レールモントフの『現代の英雄』をユーリ・ポーソホフが舞踊化する新作が上演される予定だ。そして来年の春には香港、夏にはブラジルのツアーが組まれている。ボリショイ・バレエ団は年間200以上の公演を行っている、という。
ダンサーもそれぞれ発言したが、筆頭格のアレクサンドロワは「日本では、私の一番好きな『白鳥の湖』と『ドン・キホーテ』を踊ります。日本の観客は世界で一番優しく暖かく、そして一生懸命舞台を観てくれます。私は、普通、本番では観客を意識して踊りません。しかし日本だけは例外、観客と一体化出来るから。」他のダンサーからも口々に日本人観客の良さを讃える言葉が続いた。
おもしろい表現を使っていたのはスクヴォルツォフ。「また、日本に来られてとても嬉しい。昨夜は『白鳥の湖』のジークフリート王子を踊った。日本は3年前に大きな悲劇に見舞われたことを知っている。また、つい最近は御嶽山が噴火した。でもぼくはゴジラが日本を襲うことになっても日本に来て踊りたい」

141120_06.jpg アンナ・ニクーリナ 141120_03.jpg マリーヤ・アレクサンドロワ 141120_04.jpg エカテリーナ・クリサノワ 141120_05.jpg クリスティーナ・クレトワ
141120_10.jpg デニス・ロヂキン 141120_09.jpg セミョーン・チュージン 141120_07.jpg ルスラン・スクヴォルツォフ 141120_08.jpg ウラディスラフ・ラントラートフ

また、アメリカ人のデイヴィッド・ホールバーグがボリショイ・バレエ団のプリンシパルになったが、今後、ロシア人以外が団員になるための条件について質問が出た。しかしウーリン総裁は、ホールバーグの場合は例外中の例外。条件を挙げるとすれば「ロシア人になりたいという気持ちととび抜けた才能だ」と述べた。そしてボリショイ劇場を運営することは非常に難しい、なにしろ3,000人以上の人々が働いており、その中にはすごい才能を持ったアーティストがじつにたくさんいる。私はそれらの人々の才能を出来るだけ開花させるようにすることだ」とも語った。
それから、日本人は行列を乱すことなくきちんと守っている。とか、他人からものを受け取る時に、必ず両手を出して受け取る、などなど私たちが普段気付かないところも見られている、ということも感じられた。
コーチ陣の中にはリュドミラ・セメニャカやアレクサンドル・ヴェトロフなどといった懐かしい名前も見られた。ロシアの大地を反映したようなスケールの大きなバレエ団 ”ボリショイ” の日本公演に大いに期待したい。

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ボリショイ・バレエ日本公演2014

●11/20(木)・24(月・祝)・26(水)、12/3(水)・4(木)・6(土)・7(日)
●S席22,000円/A席18,000円/B席15,000円/C席11,000円/D席7,000円
●お問い合わせ=ジャパン・アーツぴあ 03-5774-3040(10:00〜18:00)
http://www.japanarts.co.jp/

詳細はこちら
http://www.chacott-jp.com/magazine/information/stageinfo1/2014.html