赤坂ACTシアタープレミアム・オープニングを飾る、熊川哲也の最新作バレエ『ベートーヴェン 第九』の全8公演すべてに出演することになった。 復帰にあたり、3月11日、赤坂ACTシアターのロビーで、K バレエ カンパニーのダンサー、9名とともに記者会見が行われた。 「膝の痛みは、骨を削って靭帯を移植したのだからまだ完全に消えたわけではないが、許容範囲。正直、踊ることへの恐怖心は今でもまだあって克服するのに は、もう少し時間がかかると思うが、舞台で踊ることで取り戻していきたい」と、率直に、しかし積極的な姿勢を示しながら、熊川は語った。 「10ヶ月で復帰するためには、自分が絶対に焦らないように心がけた。実際、もしかしたら、もう踊れないかもしれないと思ったり、調子の良いときは天にも 昇る思いになったり、気持ちのアップダウンは激しかった。しかしまた、いい経験にもなった。K バレエ カンパニーの今後の方針や自分自身についてなど、確かめるいい機会となった。 今までは、自然に踊っていたが、これからは自分の考えと膝が考えることが違ってくると思う。リハビリに集中した結果を『第九』に表し、素晴らしい音楽に身体をのせて踊りたい、と思う」
清水健太「ディレクターと共演するのは初めてなので楽しみ」 荒井祐子「新しい劇場で新しい作品を踊ることができて嬉しい」 松岡梨絵「ストーリーが無いバレエだがひとつひとつ気持ちを込めて踊りたい」 浅川紫織「心に響くメッセージ性の強い作品なので、心をこめて踊りたい」 東野泰子「新しい劇場で合唱、踊り、オーケストラと踊れることができて嬉しい」 長田佳世「バレエ、オーケストラ、合唱がひとつになる素晴らしい舞台を創りたい」 輪島拓也「久しぶりのディレクターの新作が楽しみ、気合いを入れて踊りたい」 宮尾俊太郎「ディレクターの背中を感じていたが、同じ舞台に立てるのが嬉しい」 遅沢佑介「素晴らしい音楽で興奮して眠れないくらい、皆さんも興奮してください」 9名の美男美女が揃って、新劇場のオープニングに合わせて間もなく幕が開く熊川哲也の新作バレエ『ベートーヴェン 第九』と、ディレクター復帰の喜びを表しながらコメントする様子は、じつにいい雰囲気だった。 日本のバレエの滞っていたひとつの歯車が、確実に回ったことを感じさせる、嬉しい一幕であった。 |
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| (関口紘一) | ||

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会場:赤坂ACTシアター |
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