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関口 紘一 
[2011.07.15]

熊川哲也がBunkamura オーチャードホール芸術監督に就任する

熊川哲也が2012年1月より5年間、bunkamuraオーチャードホールの芸術監督に就任する。6月30日、オーチャードホールのビュッフェで熊川哲也、東急文化村渡辺惇社長、Kバレエ カンパニーのダンサー7名が出席して記者会見が行われた。
オーチャードホールへは10周年記念ガラ公演で『ボレロ』を踊って以来しばしば出演し、熊川自身が主宰するKバレエ カンパニーの作品も、この劇場でコンスタントに上演しており、たいへん馴染み深いアーティストである。
熊川哲也は「劇場には歴史との出会いがあり、先人たちの優れた作品を継承進化させていく場所。渋谷というハイカルチャーとポップカルチャーが入り交じる街で良質な古典作品を発信していきたい」とし、ダンサーにとっては「ホームと思える劇場」にしていきたい、と語った。
オーチャードホールは間もなく改修に入り、12月にリニューアルオープン。まず、東京フィルの「ニューイヤー・コンサート」で幕を開ける。また、オーチャードホールが英国のサドラーズ・ウエルズ劇場、ベルギーのイーストマン・イーストマン・プロダクションと国際共同制作するシデイ・ラルビ・シェルカウィの新作『テヅカ TezukA』(森山未來 主演)が日本初演される。
さらに2月上旬には熊川哲也演出・振付の『シンデレラ』が世界初演される。Bunkamura オーチャードホール芸術監督就任第一弾となる『シンデレラ』について熊川哲也は「プロコフィエフの名曲があり、キラキラと華やかでオープニングにふさわしい作品だと思う」と語った。演出・振付はもちろん熊川哲也、音楽はプロコフィエフで熊川哲也にとっては、2年前の『ロミオとジュリエット』に続いて手掛けることとなる。舞台美術・衣裳デザインはヨランダ・ソナベンド、レズリー・トラヴァース。
Bunkamura オーチャードホールは、1985年以来、岩城裕之、富田勲、前田憲男、佐藤信、ジェラード・シュワルツ、黒田恭一などがプロデューサーを努めてきているが、今回は芸術監督として熊川哲也が就任する。初めての舞踊界出身の芸術監督であり、日本また渋谷の劇場のあり方も大きく変わりつつあるだけに、新芸術監督の手腕に大いに期待したい。

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